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技術士の部門の種類を紹介!試験の流れや取得するメリット3つも

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公開日時 2022.08.05 最終更新日時 2024.02.16

こちらの記事では、技術士の部門の種類についてご紹介いたします。

 


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技術士って何?


技術士とは、文部科学省が管轄する資格認定制度の1つです。
取得することで、高技術者倫理を備える技術者として国に認められた存在となります。

国が技術者の資格認定制度を定めた理由は、社会的な公益性です。
つまり、技術者の役割は科学技術の発展だけではなく、知識のない人たちが科学技術に対して抱く、認識や関心を促す使命も担っているのです。

技術士の仕事内容

技術士の主な仕事内容は、研究・分析・監理・調査・評価です。
上記作業は中心的なものであり、細かな仕事も含む具体的な内容は分野によります。

分野は化学・機械・建設など約20の分類があり、実際の作業内容は多少異なります。
企業によっては、先端技術開発の中で提案を行なう立場を担うこともあります。
また、発展途上国で技術指導を行なう役割を任されることもあるでしょう。

技術者の多くは民間企業に勤めますが、官公庁の研究職・技術職を務める方もいます。
国の機関と民間企業の間にも、任される仕事内容に違いが出る可能性はあります。

技術士補とは

技術士補は、1次試験合格者やJABEE認定過程修了者が名乗れる登録制の資格です。
技術士の1次試験に合格した者、あるいは指定大学でJABEE認定課程(日本技術者教育認定機構認定課程)を修了した者が、自主的に登録することで取得できます。

技術士になるためには、1次試験と2次試験に合格する必要があります。
しかし、2次試験の受験資格には実務経験年数が含まれています。
必要な実務経験は、修習技術者として監督者や指導技術士の元で業務することです。
1次試験に合格後、必要年数まで指導者の元で実務経験を重ねます。

ただし、該当業務であれば、指導者がいなくても実務経験年数はカウントされます。
問題点は、必要となる実務経験年数です。
指導者がいない場合、2次試験の受験に必要な実務経験年数は7年になります。
しかし、技術士補として指導者の下で修習する場合は4年で済みます。
また、職務上の監督者の下で実務を重ねる場合は、約4年以上の年数が必要です。

技術士の部門一覧


技術士は21の専門部門に分かれています。
それぞれの部門と扱う業務は以下のようになっています。

技術士の部門一覧

1.機械
機械設計、設計工学、太陽光発電、構造解析・設計 など

2.船舶・海洋
船舶の設計や建造 など

3.航空・宇宙
ロケット、人工衛星、航空機 の開発 など

4.電気電子
発電設備、電気鉄道、情報通信ネットワーク など

5.化学
セラミックス、合成樹脂などの分析や開発 など

6.繊維
衣料、産業用の加工糸などの漂白、染色 など

7.金属
金属材料の生産システム開発 など

8.資源工学
金属鉱物、石炭、石油などの探査や生産システム など

9.建設
国土計画、都市計画、鋼構造、コンクリート構造の設計・計画・施工 など

10.上下水道
上下水道計画、浄水、下水処理 など

11.衛生工学
水の改善、水質分析、測定、水質管理 など

12.農業
食物の栽培、品種改良 など

13.森林
森林保全、環境保全 など

14.水産
水産資源、水域環境、漁港計画、漁場計画などの水産土木 など

15.経営工学
生産計画・管理などの物流マネジメント など

16.情報工学
ソフトウェアの設計・開発、情報システムの設計・開発 など

17.応用理学
力学、光学、原子物理学、熱物理学などの探査 など

18.生物工学
遺伝子工学、ゲノム工学などの探査・診断 など

19.環境
自然保護、自然教育などの計画・分析・解析 など

20.原子力・放射線
原子炉システム、設計・製造・建設・管理 など

21.総合技術監理

技術士試験の流れ


技術士試験の受験資格は、特にありません。
年齢・国籍・学歴などは問われず、1次試験に関しては実務経験も不要です。
ただし、2次試験の受験については実務経験が必要になります。
また、定められた免除対象に該当する者は試験の一部が免除されます。

技術士試験の流れは、以下の通りです。

1. 1次試験受験
2. 1次試験合格
3. 技術士補の登録をする(自主的に省く者もいる)
4. 実務経験年数を積む(多くは修習技術者として)
5. 2次試験受験
6. 2次試験合格

2次試験を受けるためには、1次試験の合格者として実務経験を積む必要があります。
1次試験合格後に行う技術士補の登録は任意であり、絶対ではありません。
しかし、技術士補として指導者の元で実務経験を積む方が必要年数は少なくなります。

一次試験

1次試験で出題される内容は、大学におけるエンジニアリング課程のレベルです。
すなわち、工学・農学・理学などが該当します。
この基礎科目・適正科目・専門科目に関して、択一式の筆記試験が行われます。

平成31年度の合格を例にあげると、基礎科目・適正科目・専門科目の各分野で50%以上の正解が必要でした。
合格率は部門ごとに異なりますが、平均値は37.8%となっています。
受験数が最も多い建設部門では34%、最も少ない船舶・海洋部門では60%でした。

1次試験のスケジュールは、その年で異なる可能性があります。
参考として、例年の場合は以下のようになっています。

・受験申込書の配布開始:6月中旬頃
・受験申込書の受付期間:6月下旬~7月初旬頃
・1次試験の実施日:10月中旬頃
・合格発表の時期:12月中旬頃

毎年、この月通りの流れとは限りません。
技術士の1次試験の受験を希望する方は、早めに確認しておきましょう。

二次試験

2次試験では、筆記試験と口頭試験が実施されます。
口頭試験は、筆記試験の合格者に対してのみ行われます。
試験では、技術士になるにあたり必要な学識と応用能力の有無を判定されます。
専門的で高度な知識・技術能力を求められ、合格には総合的判断力が必要となります。

合格ラインは、正解数60%以上です。
2次試験の合格率は約9.1%で、数ある資格と比較しても狭き門となっています。

2次試験のスケジュールは1次試験と同様、その年で異なる可能性があります。
参考として、例年の場合は以下のようになっています。

・受験申込書の配布開始:4月中旬頃
・受験申込書の受付期間:4月下旬~5月初旬頃
・筆記試験の実施日:7月中旬頃
・筆記試験の合格発表時期:10月下旬頃
・口頭試験の実施日:11月下旬~翌年1月
・口頭試験の合格発表時期:翌年3月上旬

毎年、この月通りの流れとは限りません。
技術士の2次試験の受験資格を得た方は、早めに確認しておきましょう。

一次試験を免除できるケース


1次試験には、免除条件が定められています。
1次試験合格と同等とされる課程修了者は、試験の全てを免除されます。
また、特定の試験合格者または資格取得者は、試験の一部を免除できます。

1次試験が免除になるケースは、以下の通りです。

1. JABEE認定コース修了者(日本技術者教育認定機構の認定コース修了者)
JABEE認定コースでは、修習技術者と認められるだけのプログラムが組まれています。
そのため、修了者は技術士補になることができる資格の保有者と認識されます。
1次試験合格者も、修了者と同様に技術士補の登録を行なうことができます。
つまり、JABEE認定コース修了者は1次試験合格者と同様ということになります。
したがって、JABEE認定コース修了者は1次試験の全てが免除されます。

2. 旧制度下における2次試験合格者
旧制度の受験者には、1次試験を経ずに技術部門で2次試験に合格した者もいます。
この者が1次試験を受験する場合は、以下の試験科目が免除になります。

・2次試験で合格した技術部門と同じ技術部門で1次試験を受験:基礎科目と専門科目が免除
・2次試験で合格した技術部門と別の技術部門で1次試験を受験:基礎科目のみ免除

3. 中小企業診断士の資格保有者
中小企業診断士が経営工学部門を受験する場合、同部門の専門科目が免除になります。
中小企業診断士に未登録の場合でも、以下条件に該当する者は一部免除されます。

・養成課程または登録養成課程の修了者で、修了日から3年以内。
・中小企業診断士の2次試験合格者で、合格日から3年以内。

4. 情報処理技術者試験合格者
平成21年度から実施された情報処理技術者試験の高度試験合格者、または平成29年度から実施された情報処理安全確保支援士の試験合格者で、条件に該当する者は専門科目の情報工学部門が免除になります。
免除条件に該当するのは、以下の試験です。

・ITストラテジスト
・システムアーキテクト
・プロジェクトマネージャー
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・エンベデッドシステムスペシャリスト
・ITサービスマネージャー
・システム監査技術者

技術士資格を取得するメリット3つ


技術士の資格を取得するメリットは、手当の支給・転職の有利性・信頼度の上昇です。
技術士は合格率が低い国家資格のため、取得することで相応のメリットを得られる可能性があります。

ただし、部門および業界によって、メリットが得られる率には違いがあります。
技術士がより重宝されている業界であれば、上記に挙げた3つのようなメリットを得られる可能性が高くなるでしょう。

それでは以下に、各メリットについてご紹介します。

技術士資格を取得するメリット1:資格手当が毎月支給される企業もある

技術士資格を取得するメリット1つ目は、資格手当が毎月支給される企業もあるということです。
建設業界など技術士の評価が高い企業では、資格手当が支給されることがあります。
専門性の高い仕事に就ける企業であれば、支給制度を設けている可能性があります。
全ての企業で資格手当が出るわけではありませんので、給与を重視する場合は、就職前に手当の有無も確認しておきましょう。

技術士資格を取得するメリット2:技術士資格が必須の企業への転職が有利である

技術士資格を取得するメリット2つ目は、技術士資格が必須の企業への転職が有利であるということです。
技術士資格は非常に信頼度の高い資格と認識されているため、求人の条件として技術士を定めている企業もあります。
そのため、比較的に技術士資格の保有者は、転職時に有利になる可能性が高いでしょう。
技術士の資格を保有した上で実務経験年数や実績を重ねるほど、転職における有利性も上昇します。

技術士資格を取得するメリット3:他の資格と合わせることで信頼度が上がる

技術士資格を取得するメリット3つ目は、他の資格と合わせることで信頼度が上がるということです。
これまで他の資格を持って企業に従事していた者は、技術士資格を取得することで社内での信頼度が高くなると言われています。
技術士資格の取得によって重要な業務を任されるようになったり、プロジェクトやチームの中で意見を聞いてもらえることが増える可能性があります。

技術士の部門を知り資格を活かして働こう


技術士は信頼度の高い資格ですが、部門によっては合格率や受験者数に差がでてきます。
そして、業界ごとで認識されている技術士の重要度にも違いがあると言われています。
全体的に難易度低い資格ではありませんが、だからこそのメリットは期待できると言えるでしょう。
各部門について知り、その資格を活かせる企業・業界・職場で働きましょう。

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