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公開日時 2020.03.31
最終更新日時 2022.04.06

【施工管理技士が知っておきたい大工道具のアレコレ】鉋

鉋(カンナ)とは木材の表面を削るための道具です。
日本の鉋は海外のものと違い、引いて使うものが多いとされています。
種類が多く、それぞれ機能が異なります。
本記事では、施工管理技士なら知っておきたい鉋の概要や種類について紹介します。

鉋の概要

鉋は木材の表面を削る際に使う道具です。
一般的には長方形の台の上に、鉋刃と呼ばれる刃が組み込まれています。
この鉋刃の刃先を木材の表面に当てることで、木材を削り取ります。
鉋がけをすることで、表面を平らに加工します。

鉋の種類と特徴一覧

【鉋の仕組み】
鉋は「地金」と「鉋刃」を貼り合わせてできています。
鉋刃の部分が表、裏が「裏金」とも呼ばれます。

【刃を出して使う】

鉋は使う際に、金づちなどで鉋刃の頭を叩き、刃を出します。
鉋を逆さまにして刃の出具合を見ます。
下端から約0.08ミリ(髪の毛1本程度)の刃が見えたら削ることが可能です。

【鉋台は四角形もの多い】

鉋台と呼ばれる土台部分はほとんどが四角形でできています。
堅木である樫を用いられることが多いです。

鉋は基本的な構造は一緒ですが、用途ごとに種類が分かれています。
用途ごとに適した鉋を選べるようにしておきましょう。

鉋の種類

鉋は快適に加工ができるように、さまざまな種類があります。
ここでは一般的な鉋の種類を紹介します。

平鉋

木材の表面を平らに削るための鉋です。
主に一枚刃と二枚刃があります。
荒削りに使う「荒仕工鉋」、平らな面にするための「中仕鉋」、最後の仕上げに使う「仕上げ鉋」の3つに分けられます。

大鉋

通常の鉋より刃が幅広に作られているので、ムラなく仕上がります。

際鉋

隅の際や段欠き部分を削るのに使われます。
刃先を斜めに傾斜させて仕込んでいるのが特徴です。
使用する方向に合わせ「右勝手」と「左勝手」を使い分けます。
右勝手は向かって左に刃先が出ており、左勝手は向かって右に刃先が出ています。

面取鉋

木材の面取りに使われる鉋です。
台の下側が外側に向かって湾曲している鉋を「外丸鉋」と呼び、凹型の曲面を削る際に使います。
逆に市側が内側に湾曲している鉋を「内丸鉋」と呼びます。
内丸鉋は凸面の曲面を削るのに使われます。

決り鉋

敷居やかもいなど長い溝部分を削るのに使用する鉋です。
刃の幅は3分~1寸ほどです。
刃や台の形ごとに「西型」「東型」「櫛型」「大阪型」に分類されます。

木材の加工に欠かせない道具

鉋は木材を平らに削り、きれいに仕上げるのに欠かせない道具です。
多くの種類があり、用途ごとに適したものを使い分けます。
長年手作業の鉋が使われてきましたが、近年では電動式の鉋も増えています。

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