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なぜ下請けが必要か?ゼネコンと下請けの関係や仕組み

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公開日時 2023.01.11 最終更新日時 2023.01.11

建設業には、元請けと下請けという会社があります。
いわゆる、ゼネコンと地域の建設会社のようなイメージが、わかりやすいでしょう。
ところで、建設業にはなぜ下請けが必要なのでしょうか。
仕事を受けるゼネコンが、自社で全ての工事を進めない理由は何なのでしょうか。
そこで今回は、建設業に下請けが必要な理由やゼネコンと下請けの関係性などについて紹介します。

なぜ下請けが必要なのか?


建設業には、時期によって工事の量に波があるため、繁忙期と閑散期があります。
したがって、忙しい時期はよいのですが、仕事がない暇な時期にたくさんの従業員を抱えると固定費(人件費)が高くなるため、会社としてリスクが大きくなります。
そのため、忙しい時期には、下請けに外注する仕事の量を増やすことができれば、会社の人員を増やすことなく効率的な経営ができるというわけです。
つまり、下請けを使う理由は、工事量の波に応じて作業リソースを調整するためです。

建設業界構造や仕組み


下請けを使うのは、ゼネコンだけではありません。
下請けの会社も同様に、下請けを使います。
また、使う理由も全く同じで、会社の経営を守ることが目的です。
そのため、建設業においては、2重3重といった「多重下請け」という仕組みが存在します。
クライアントから直接工事の注文を受けることになった場合には、それを受けた業者のことを「元請け業者」と呼びます。
元請け業者は、受注した工事を進めるために、各専門業者に対して個別に仕事を発注します。
このように、元請け企業から受注した企業が、俗に「一次下請け」と呼ばれます。
同様に、一次下請けの会社が、別の会社に仕事を発注すれば「二次下請け」となります。
工事の規模によっては、「五次下請け」まで拡大することもあります。
なお、一昔前には、大手ゼネコンが、「協力会」という下請けの業者の包括を行っていた時期もありましたが、現在ではあまり結束力がないようです。

一般的に、元請け業者は、スケジュールの管理や資材調達といったさまざまな仕事を行います。
また、下請け業者に対する仕事の配分と賃金の価格を決める必要もあります。
いっぽう、建設業の中には、発注した工事を全てゼネコンに一任する「一括請負方式」というものがあります。
この方式では、工事を発注したクライアント側にとっては、実際にどのくらいのコストがかかっているのかが不透明な状態となります。
これが理由で、バブル時代には、いわゆる「ゼネコン汚職事件」が多発したという経緯もありました。
しかし、こうしたことに対する不信感から、現在では発注する側の意識も変わってきており、細かいコストについても、適宜確認するようになってきているようです。

まとめ

建設業界において、下請けというシステムは、会社を経営するうえでなくてはならないものです。
また、広い目でみれば、ビルやマンションなどを作る建設という仕事自体、下請けというシステムがなければ、成り立たないともいえるでしょう。
とはいえ、当然ながら、下位の下請けになるほど、発注単価も下がることが予想されるため、適正な価格かどうかは、あらかじめ確認したうえで仕事を受けるべきでしょう。
もちろん、下請けとの関係性を維持するためには、発注する側も、それを認識しておく必要があります。

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