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研磨剤
公開日時 2020.03.30
最終更新日時 2022.04.06

【施工管理技士が知っておきたい大工道具のアレコレ】研磨剤

研磨剤とは、金属の加工や木工などで研磨の工程で使われる道具です。
主に対象物の表面を滑らかにするために使用されます。
ジルコニアや炭化ケイ素などの種類があり、対象物などによって使い分けます。
本記事では施工管理技士が知っておきた研磨剤の種類と使い方について紹介します。

研磨剤の特徴

研磨剤とは金属の加工、木工、石工などの研磨に使われる道具です。
粒状や粉状、砥石、研磨シートなどさまざまな形状があります。
また手に持って使うタイプと、機械に装着するタイプがあります。
下記では研磨剤の種類や特徴を紹介します。
金属

研磨材の種類と特徴一覧

・ダイヤモンド
最も硬い物質であるダイヤモンドは研磨剤として使われることもあります。
しかし高価なため、限定的な場面でしか使用されません。
金属の微細研磨や鏡面研磨、曲面の研磨などに使用されます。

・立方晶窒化ホウ素
窒素とホウ素から作られた物質です。
ダイヤモンドに次ぐ硬さを持っているのが特徴です。
ダイヤモンドよりも熱に強いため、鉄や鋼を高速で切断する際に良く使用されます。
しかしこちらも高価なので、あまり大量には使用されません。

・炭化ケイ素
炭素とケイ素で作られた物資で、硬度が高いのが特徴です。
黒色炭化ケイ素と緑色炭化ケイ素の2種類に分けられます。
黒色炭化ケイ素はアルミニウムや銅に、緑色炭化ケイ素は石材やガラスなどに良く使用されます。

・酸化アルミニウム
安価に生産できる研磨剤として多くの場面で使われています。
また特徴から「褐色アルミナ」「白色アルミナ」に分類されることもあります。

研磨剤は種類よってそれぞれ適したシーンがあります。
また価格も大きく異なるので、対象物の特徴によって使い分けましょう。

研磨剤の使い方

研磨材はさまざまな工事でも使用されます。
ここでは主に塗装工事のシーンについて紹介します。
塗装作業

下地処理用として使われる

塗装工事で研磨剤は、主に下地処理などで使用されます。
塗装工事の前には、下地処理を念入りに行わなくてはいけません。
この作業を行わないと、しっかり塗料が付着しないためです。
そのため下地処理用の研磨剤を使用します。
下地処理は主に、シリコンカーバイトなどが使用されます。
またサビや汚れを取る必要がある場合は、酸化アルミニウムなどを使うこともあります。

対象物によって使い分ける

研磨剤は種類によって硬さが異なるので、使用する対象物によって使い分ける必要があります。
間違った用途の研磨剤を使ってしまうと、対象物を破損させたり、研磨剤を消耗しやすくなったりしてしまいます。
対象物に合った研磨剤を選びましょう。

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