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公開日時 2020.04.02
最終更新日時 2022.01.06

【施工管理技士が知っておきたい電設工具のアレコレ】圧着工具・ストリッパー

電設工具として良く使われるのが圧着工具とストリッパーです。
圧着工具は圧縮接合するために使われます。
ストリッパーは電気配線の作業で使われることが多いです。
本記事では圧着工具とストリッパーそれぞれの特徴と使い方を紹介します。

圧着工具の特徴と使い方

圧着工具はケーブルの心線とケーブル端子を接続する際に使われる工具です。
心線を端子のスリーブ内に入れ、圧着接合します。
主に建物内の電気配線に使用され、自動車整備などで使われる圧着工具とは別物です。

圧着工具の種類と特徴一覧

・リングスリーブ用
リングスリーブ用の圧着ペンチです。
柄の部分が黄色くなっているのが特徴です。
電線のサイズと本数に合わせてリングスリーブにサイズを調整します。

・裸圧着端子用
裸圧着端子用の工具です。

サイズもさまざまで、小さいものは1.25ミリ、大きいものは38ミリまで圧着が可能です。
また一般のケーブル端子だけではく、F端子などの通信ケーブル端子を接続できるものもあります。

ストリッパーは電気配線の現場で使われる工具です。
主に電線や導線の被膜を剥くために使用されます。
一般的な配線はビニールや塩ビなどで覆われているので、端子へ接続するには被膜を剥く必要があります。
ストリッパーがあれば、心線を傷つけずに被膜が剥けます。

ストリッパーの種類と特徴一覧

・手動タイプ
配線や心線の太さに合った穴状の刃があります。
そこに配線を入れ被膜を剥きます。
都度配線に合わせた穴を選ぶ必要がありますが、軽量で安価なのが特徴です。

・オートタイプ
素早く被膜が剥けるのが特徴です。
配線をワイヤーグリップに噛ませ、グリップを握るだけで自動的にはぎ取れます。
対応する配線が少ないのでデメリットです。

・ストレートタイプ
配線の先端だけでなく途中の被膜も剥けるタイプです。
配線の接続や配線盤などの作業に向いています。

被膜は他の工具でも剥くことができるので、ストリッパーを使用しない方もいます。
しかしそれでは心線を傷つける可能性が高く危険な行為です。
火災の原因にもなるので、作業の際には必ずストリッパーを使いましょう。

電設工事には欠かせない工具

圧着工具もストリッパーも電設工具には欠かせない道具です。
どちらも種類が多いので、作業内容に合ったものを選びましょう。
特にストリッパーは専用工具以外を使う人もいますが、心線を傷つける可能性があるのでやめた方が良いです。
この2つは使用頻度が高いので、施工管理技士は必ず覚えておくようにしましょう。

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