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公開日時 2020.03.30
最終更新日時 2022.04.06

【内装施工管理技士が覚えたい壁紙の種類】ビニールクロス

ビニールクロスはポリ塩化ビニール樹脂で作られた壁紙です。
プリント加工やエンボス加工が施されたものが多く、デザインが豊富です。
通称ビニール壁紙とも呼ばれています。
本記事では壁紙の種類の一つであるビニールクロスを紹介します。

ビニールクロスとは

ビニールクロスはポリ塩化ビニール樹脂の壁紙のことを指します。
ポリ塩化ビニールがシート状になっており、紙で裏打ちされています。
面出にはプリント加工やエンボス加工などが施されているものが多いです。

ビニールクロスの種類と特徴一覧

・デザインが豊富
ビニールクロスは色やデザインが豊富なのが特徴です。
木目調、レンガ調、石目調、織物調などがあります。

・日本の多くの住宅で使われている
ビニールクロスは日本で最も普及している壁紙といわれています。
価格が比較的安く材料の量産がしやすいためとされています。

・施工が簡単
日本の住宅は漆喰や珪藻土などの土壁が主流でした。
味わいのある壁ですが、左官職人しか施工できないため工期も長くなりがちでした。
しかしビニールクロスなどの壁紙は、石膏ボードに糊を付けた後に貼るだけという手軽さがあります。
そのため施工が簡単で多くの住宅に使われるようになりました。

ビニールクロスの日本での普及率は90%以上ともいわれています。
施工が簡単で価格も比較的安価なことから多くの現場で使われています。

ビニールクロスのメリット・デメリット

ビニールクロスにはメリットも多いですが、デメリットもあります。
ここではメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

他の壁紙に比べて比較的安価で、耐久性が高いのが特徴です。
また水を通さないので油汚れをはじめとした汚れも簡単に落とせます。
さらにデザインが豊富なので顧客の好みに合わせた壁紙を選んでもらえます。

デメリット

ビニールクロスの原料である塩化ビニールは、ホルムアルデヒドなどの有害物質を含んでいることがあります。
2002年に厚生労働省などによって発表されたガイドラインを受け、できるだけ環境にやさしいものが製造されるようになりました。
しかし有害物質がゼロになるわけではないので、人によってはアレルギーが出てしまう可能性もあります。

豊富な色とデザインが魅力

ビニールクロスはデザインの豊富さと施工の簡単さから、日本で最も普及している壁紙です。
ただし時間が経つと劣化したり、アレルギーが起こる可能性があったりなどデメリットもあります。
内装施工管理技士は、メリット・デメリットを顧客にしっかり説明できるようにしておきましょう。

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