ページトップに戻る
公開日時 2020.03.24
最終更新日時 2022.04.06

【歴史から学ぶ建築!建築施工管理技士が覚えたい日本の名城】大阪城

大阪城は安土桃山時代に築かれ、江戸時代に修築されました。
「大阪城跡」として国の特別史跡に指定されています。
本記事では建築施工管理技士が覚えておきたい名城の一つ、大阪城について紹介します。

大阪城の構造

大阪城は豊臣秀吉が1583年、建築に着手しました。
その15年後に完成しますが、1615年に大阪夏の陣ですべて焼失します。
そして江戸時代1620年に、徳川幕府が再建に取り掛かりました。
ここでは大阪城の構造について紹介します。

大阪城の構造一覧

・天守閣
現存する天守閣は1931年に当時の市長と市民の募金によって再建されました。
その後太平洋戦争によりいくつかの建物が焼失しましたが、その後修復が行われます。
1997年に行われた「平成の大改修」によって現在の姿になりました。

・独立式天守
大阪城は天守が独立している独立式天守です。
1931年に再建された際には、当時最新式であった鉄骨鉄筋コンクリートで建てられています。

大阪城は「その時代の最高の部材を使う」というコンセプトから、鉄骨鉄筋コンクリートが使われています。
耐火性・耐震性に優れている全国でも珍しい天守です。

建築物としての大阪城の特徴

大阪城は天守以外にもさまざまな建築物があります。
ここでは他の建築物の特徴を紹介します。

本丸

本丸内には紀州御殿の庭や刻印石広場などがあります。
また金蔵、金明水井戸屋形、桜門などの重要文化財も点在しています。

二の丸

内堀と外堀に囲まれています。
天守閣南側には重要文化財に指定されている一番櫓、六番櫓などが点在しているのが特徴です。

東外濠

大正時代の初めに埋め立てられましたが、1997年の春に復元されました。
現在ではなみなみと水をたたえる江戸時代の姿を見られます。

多聞櫓

多聞は松永久秀の居城「多聞城」に由来する様式名です。
現存するのはこの多聞櫓のみです。
下には鉄板張りの大門がある渡櫓と南に折れ曲がる続櫓からなっています。
1848年に再建、1969年に解体修理されました。

千貫櫓

大手門を北から守るための役割を盛る2層の隅櫓です。
1620年頃に創建され、1969年に解体修理されました。

乾櫓

西の丸の乾の方角を守る隅櫓です。
1620年造営の平面L字型、総2階柄売りの珍しい櫓です。
千貫櫓とともに城内最後の建造物です。
1959年に解体修理されました。

当時の最高の部材が使われた城

大阪城は天守閣が何度も焼失していますが、そのたびに当時の最高の部材で再建されました。
復興された天守閣は耐火性・耐震性のある鉄骨鉄筋コンクリート造となっています。
建築施工管理技士は一度見学してみてはいかがでしょうか。

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月20日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。