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【建築施工管理技士が覚えておきたい豆知識】ALC壁

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公開日時 2023.05.29 最終更新日時 2023.05.29

ALC壁は主に住宅などに使用される外壁材です。
通常のコンクリートよりも軽いので施工期間が短くて済むなどさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。
本記事では施工管理技士が覚えておきたいALC壁の概要や特徴について紹介します。

ALC壁とは

ALC壁とは

ALCは「Autoclaved Light weight aerated Concrete」の略称です。
日本語に訳すと「軽量かつ気泡が入ったコンクリート」となります。
外壁には主に「外壁用ALCパネル」が使われています。
ケイ酸質、石灰質、アルミニウム粉末などを主原料とし、耐火性・断熱性に優れています。

ALC壁の種類と特徴一覧

・ALC壁のメリット
ALC壁は耐久性に優れており、地震にも強いとされています。
定期的にメンテナンスを行えば耐用年数が50年以上にもなります。
また断熱性や耐火性にも優れています。
内部にある気泡が空気の層となるため熱伝導力が低くなるためです。
通常のコンクリートと比べると約10倍もの断熱性があるとされています。
また気泡が音を吸収するので遮音性が高いのも特徴です。

・ALC壁のデメリット
ALCは吸水性が高いため、水に弱いというデメリットがあります。
内部の気泡に水が入ると、膨張やひび割れの原因となります。
そのため塗装で防水性を高める必要があります。
さらにALC壁はパネル同士をつなげていくため、どうしてもつなぎ目が多くなります。
そのつなぎ目から雨漏りするリスクもあります。
そして他の外壁材よりも機能性が高いため、どうしても価格が高くなります。

ALC壁の特徴

ALC壁は通常のコンクリートに比べて約1/4重量なのが特徴です。
軽量さと耐久性の高さから戸建住宅はもちろん、高層ビルなどにも使用されています。
さらに1963年の発売以降、一貫して有害物質ゼロを誇っています。
クロルピリホスやホルムアルデヒドなどを含んでいないので、使用面積に対する法規制などを気にしなくてもいい素材です。
ALC壁に使われるパネルは厚型と薄型の2つの種類があります。

薄型

厚さ35ミリ以上、75ミリ未満のものを指します。
厚さ50ミリのものは鉄骨造や木造、厚さ35~37ミリのものは主に木造に使用されています。

厚型

厚さ75ミリ以上のものを指します。
主に鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建築物に使用されています。

軽さと強度を持ち合わせた素材

ALC壁は軽量かつ耐火性・断熱性、遮音性に優れた素材なので、多くの住宅やビルに使用されています。
「水に弱い」などのデメリットもありますが、耐水性に優れた塗料を塗ることである程度カバーできます。
施工管理技士はメリット・デメリットを顧客にしっかり説明し、納得してもらった上で施工することが大切です。


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