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公開日時 2020.03.09
最終更新日時 2022.04.06

【施工管理技士が知っておきたい管工事の種類】衛生設備工事

今回は、衛生設備工事について解説します。
一般家庭や工場、商業施設など、どのような場所においても衛生面を保つ設備は必要不可欠です。
そのため施工管理技士の皆さんにとっても、衛生設備工事に関する知識は必須項目ともいえます。
この記事を読んで衛生設備工事の概要や特徴をおさらいしていきましょう。

衛生設備工事とは


今回解説する「衛生設備工事」とは、文字通り衛生設備に関する工事です。
衛生設備は、建築物の水を支える設備で、飲料水を供給する設備やトイレなどでの排水設備など非常に幅広いものを含んでいます。
こうした設備を新しく設置したり、リニューアルしたりするのが衛生設備工事の主な作業です。
リニューアルの需要は、単純に設備が老朽化している場合だけでなく、最新の設備に変更したいという場合や節水を意識しての場合があります。

また衛生設備に含まれる具体的な設備としては、以下のようなものがあります。

  • 給水
  • 給湯
  • 排水通気
  • 衛生器具
  • 排水再利用
  • 雨水再利用に関する設備
  • 浄化槽
  • 消火設備
  • ガス設備

こうした設備のほとんどが単独では成立しないものばかりです。
設備同士や建物内の他の設備、建物の周りの自然環境などとの関係性を考慮しなくてはいけないものばかりなのです。

衛生設備工事の特徴

続いて、「衛生設備工事」の特徴をリニューアル工事を例にして解説します。

既に衛生設備を利用している建物において、そのリニューアル工事を行う必要性があるとみなされるのは次のようなタイミングです。

1つ目は、水回りからの臭いへの対処です。
この場合は雑菌やカビへの対処で済むことも多いのですが、設備の点検をすることが重要です。

2つ目は、水の流れが悪くなったケースです。
水が流れない場合は、排水管などの汚れ・つまりに対処する必要があります。

3つ目は、水道代が急に高くなった場合です。
この場合は漏水が疑われるので、点検や漏水箇所への対処が必要です。

4つ目は、サビへの対処です。
衛生設備の経年劣化でサビが発生すると生活用水として利用できなくなるので、設備の交換などの対処が求められます。

また、衛生設備工事の大きな特徴として、自然環境への配慮が求められるという点があります。
新しく建物を建てる際には、周囲の自然環境に合わせて、省エネルギーで水域や土壌を汚染しないように配慮して、衛生設備を設計する必要があります。
そしてリニューアルの場合でも、節水可能な設備などに変えることで自然環境への貢献を意識することが重要です。

衛生設備工事の概要を覚えよう

今回は、「衛生設備工事」について解説します。
建築物の水回りを支える重要な設備なので、どんな工事を行う場合でも抱えない非常に重要な工程です。
施工管理技士として適切に業務に当たれるように、衛生設備工事に関する知識も身につけておくようにしましょう。

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