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公開日時 2020.02.25
最終更新日時 2022.04.06

【国土交通省が創設】施工管理技士必見のJAPANコンストラクション国際賞:第一回建設プロジェクト部門表彰事例

今回は、海外における日本企業の活躍を表彰する「JAPANコンストラクション国際賞」に選ばれた過去の事例を紹介します。
選考に携わった有識者や現地社会で高く評価されている建設工事の事例は、施工管理技士の業務にも参考になるものばかりです。
この記事で過去の表彰事例を確認しておきましょう。

第一回建設プロジェクト部門の表彰事例


ここでは、「第一回 JAPANコンストラクション国際賞」の建設プロジェクト部門に選ばれた事例の一部を紹介します。
なおこの部門では、「質の高いインフラ」を実現したかや日本企業の海外でのプレゼンス向上に寄与したか、若者世代の興味関心を高めたか、などが選考の基準となります。

事例①【モンゴル】ウランバートル市での高架橋建設計画

モンゴルのウランバートル市内を分断する鉄道道路をまたぐ形で、鋼性橋梁とアプローチ道路を建設した事例です。高架橋は、「日出る国日本」からの贈り物であることから「太陽橋」と名付けられました。この高架橋ができたことで、市内と空港の距離が約3km短縮されるなどウランバートル市内の交通事情の改善に寄与しました。少数桁構造や鋼コンクリート合成床板などの使用、ライフサイクルコストの最小化によって、短い工期で建築されました。

事例②【カタール】ハマド国際空港

この事例は、世界最大級の空港を新しく建設するカタールの国家プロジェクトにおいて、日本企業が旅客ターミナルなどを建設したものです。建設された旅客ターミナルは年間2,400万人の旅客に対応する大規模なものです。アーチ部分の工夫により施工性やコストの面などに優れていたことが評価されました。

事例③【アメリカ】I-70ツイントンネル拡幅工事

アメリカで行われた既設の山岳トンネルの拡幅工事の事例です。トンネルは、デンバー市内とスキーリゾートを結ぶ幹線高速道路として使用されています。市街地とリゾートを結ぶ交通インフラを改善したこの事例は、現地社会でも高い評価を受けています。またこの事例では、設計段階から施工リスクとその対応策を検討するために、「CM/GC契約方式」が採用されています。

事例④【トルコ】ボスポラス海峡横断鉄道プロジェクト

「トルコ150年の夢」とも言われたボスポラス海峡を地下鉄で結ぶ横断トンネルを敷設した事例です。ボスポラス海峡によって分断されたイスタンブール市をトンネルで繋ぐことで、「質の高いインフラ」を実現しています。この大きなプロジェクトを協同で実現した日本とトルコの友好関係を象徴するような事例でもあります。

過去の表彰事例を確認しよう

今回は、「第一回 JAPANコンストラクション国際賞」の建設プロジェクト部門の表彰事例の一部を紹介しました。
日本企業が海外で活躍した素晴らしい事例ばかりなので、施工管理技士の皆さんも確認しておくようにしましょう。

出展:【国土交通省「第1回 JAPANコンストラクション国際賞」】http://www.mlit.go.jp/common/001313197.pdf

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