施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

堤防工事に関わる施工管理技士がおさらいすべき堤防の種類:海岸堤防

学ぶ
公開日時 2023.05.29 最終更新日時 2023.05.29

施工管理技士として堤防工事に関わる場合、堤防の種類やそれぞれの特徴を把握しておく必要があります。
今回の記事では様々な堤防の中でも「海岸堤防」について解説します。
堤防の特徴や役目など知っておきたい重要事項ばかりなので、この記事でおさらいしておきましょう。

海岸堤防とは


今回紹介する「海岸堤防」は、海岸線の付近に海岸線と並行した形で作られる堤防です。
自然に流れる河の洪水への備えとして作られる河川堤防とは異なり、海の水への備えとして作られる堤防です。

堤防は、現地盤を盛り土やコンクリートなどで嵩上げして、その上を完全に被覆するというものが一般的です。
堤防の上部を「天端面」、海側を「表法面」、陸側を「裏法面」といい、それぞれの被覆にはコンクリートかアスファルトが用いられます。
また構造には、法面の傾斜具合によって「直立型」と「傾斜型」、そして「複合型」に分類されます。

続いて海岸堤防の特徴を確認しましょう。

まず挙げられる特徴は、堤防の強固さです。
常時打ち寄せる波に対抗するため、また地震発生時の津波への備えとしての側面から、海岸堤防には高い強度が求められるのです。

また単に強度が高いだけでなく、「粘り強い」堤防であることも必要です。
現在の海岸堤防は津波の越流すらも想定して設計されています。
そのため、津波が越流してからも倒壊するまでに時間がかかり、堤防が全壊しても陸側に崩れ落ちにくい構造の堤防作りが推進されています。
これは、東日本大震災において、岩手や宮城、福島等の海岸堤防が甚大な被害を受けた反省によるものです。

さらに、床固めで下部を強化したり、堤脚保護のための消波工を設置したりしてあるのも特徴の一つです。
これは、主に干満の差や繰り返して打ち寄せる波が堤防下部を吸い出してしまうのを防ぐための工夫です。

海岸堤防の役目

海岸堤防の役目


「海岸堤防」が担う役目は、海水が陸地に侵入するのを防ぐというものです。
高潮や津波、波浪などの原因で水が侵入し、海岸付近の住民の生命や資産が脅かされるのを防いでいます。
そのため先ほども触れたように非常に高い強度が求められるのです。

また、海岸堤防によっては砂浜に海水が打ち寄せ喪失してしまうのを防ぐ役割を持っているものもあります。

海水に対抗する海岸堤防は強固

今回は海岸堤防の特徴や役目を解説しました。
高潮や津波、波浪などから陸地を守る海岸堤防は、強固な構造が求められます。
施工管理技士の皆さんは、こうした知識をしっかり身につけて実際に堤防の工事に従事するときに備えましょう。

※出典:国土交通省「粘り強い構造の海岸堤防について


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら