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【国土交通省中部地方整備局参照】施工管理技士が確認したい堤防の工法・作り方:法線検討の基本

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公開日時 2023.03.02 最終更新日時 2023.03.02

堤防を作成する際には、河川を流れる水量や河川沿いの環境、洪水時に予想される水位などに基づいて構造を考えなければいけません。
施工管理技士の皆さんにとっても、こうした堤防の構造に関する知識は非常に大切なものです。
今回は、堤防構造の中でも重要な意味をもつものの一つ「法線」について解説します。
法線検討の基本を確認しましょう。

 


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堤防における法線とは


「法線」とは堤防や河道の平面的な形状を表す線のことで、川幅を定める役割を持ちます。
これは計画高水流量を流すために非常に重要な要素といえます。
また、堤内地の土地をどのように利用できるのかを成約する要素でもあります。

法線検討の基本


この法線検討の基本について「国土交通省中部地方整備局」の資料では、次のように記されています。

“堤防の法線(掘込河道等の区間を含む)は、計画高水流量、沿川の土地利用状況、自然環境、洪水時の流況、現況の河道、将来の河道の維持、経済性等を総合的に勘案し、必要な川幅の確保を基本とし設定するものとする。”

例えその河川の計画高水流量が同一であっても、推進や勾配、河川の周りの土地の利用状況や洪水時に見込まれる水量を始めとした様々な要素で確保しなくてはいけない川幅は変わります。
そのため堤防法線を検討する場合は、このような多様な条件を踏まえなければならないのです。

続いて、法線を検討するにあたって留意しなければならない4つのポイントを確認しましょう。

①河川環境の保全に配慮する

河川固有の自然環境や現在の利用状況を鑑み、河川環境の整備と保全ができるように法線を定めるようにします。
「河川管理基図」や「河川環境情報図」も踏まえることで河川環境を保全できるようにします。

②河道の貯留効果を考え検討する

現在の流下状況から河道に十分余裕があったとしても、貯留効果を考慮して川幅を確保することが求められます。
一般には洪水の場合での貯留効果の低減は考慮しないことが通例ですが、これはその低減を評価しないというわけではありません。

③洪水時の流況を踏まえ安全性を検討する

洪水時は普段の状況と安全性や河道の維持などの基準が変わってきます。
堤防法線は、急流河川では直線に近い形状に設定するのが一般的です。
また、緩流の部分でも急な曲線は避け直線にすることが多いですが、洪水時の浸食や堆積を対策するため「蛇行形状」にすることもあります。

④河川の形状を踏まえ検討する

堤防法線を「蛇行形状」にする場合は、堤防のうしろの地形や土地利用状況を考え、家屋や旧川の締め切り箇所が水衝部とならないように配慮する必要があります。

堤防法線の検討の基本を確認しよう

今回は、堤防法線の検討について解説しました。
施工管理者として堤防の工事に携わる場合、堤防法線への知識もある程度求められます。
この記事で解説した法線検討についての知識を整理し、今後の業務に役立てましょう。

出典:国土交通省中部地方整備局【河川構造物設計要領 第2章 堤防】

 


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