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施工管理が知っておくべき工事と建設現場の知識:防水工事

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公開日時 2023.04.02 最終更新日時 2023.04.02

ベランダや屋上など雨に濡れる屋外は、下地の完成後防水工事を施すことでつなぎ目がないキレイな状態にすることができます。
施工管理に携わる者としては、キレイな住宅を作り上げるために、ぜひとも防水工事にも精通していたいものですね。
そこで今回は、改修工事を例に防水工事の基本的な作業工程と知っておくべき知識をまとめました。

防水工事の作業工程

防水工事の作業工程


まずは、ウレタン防水を例に工事を行う際の作業工程をまとめました。

①足場の設置
通常、ベランダなどの防水工事に足場を組むことは稀です。ただし、防水処理を行う場所によっては事前に足場を設置することもあります。

②防水処理箇所の選択
防水処理を施す範囲を決めます。具体例を挙げると、改修工事の際にバルコニーやベランダ、屋上などの手すり部分をどうするかなど判断を行います。手すりも防水処理するのか、取り外すのかといった判断は非常に大切なものです。

③高圧洗浄
本格的な防水工事に入る前に、高圧洗浄を行います。

④下地調整・下地補修
防水工事を行う場所の下地を調整・補修します。不純物や経年劣化した部分を取り除いたり、欠損部分や段差にモルタルを入れて調整したりというのが主な内容です。下地に凸凹が残っていると、防水工事後に亀裂や膨れが生じてしまいます。

⑤下塗り
⑥中塗り
⑦上塗り
高圧洗浄や下地の調整・補修が完了したら、防水層を塗布していきます。このとき、「下塗り」、「中塗り」、「上塗り」と段階的に塗布します。仕上げ段階の上塗りでは、トップコートを薄く塗ります。

防水工事に必要な知識


続いて、防水工事を行う際に知っておきたい基礎的な知識をまとめました。

防水工事が必要な場所

・屋上や屋根
降雨や日射に対応し、なおかつ気密性や断熱性、遮音性などの機能を有した防水工事が求められる場所です。「歩行用」や「非歩行用」、「駐車場」、「運動場」など様々な仕上げ方法があります。
・バルコニー
歩行用の防水工事が必要な場所です。
・ベランダ
歩行用の仕上げが必要ですが、屋上やバルコニーに比べやや軽微な防水処理でも問題ないこともあります。
・開放廊下
共同住宅に設置される共有の廊下です。歩行可能な仕上げが必要です。
・外壁
建物の外壁には全面に防水処理を施す必要があります。

防水工事の工法

・アスファルト防水
アスファルトを含浸・コーティングしたルーフィングと合成繊維不織布を重ねて貼り合わせ防水層を作る工法です。
・塩化ビニル系シート防水
紫外線や熱への耐久性が高い工法です。接着工法と機械的固定工法の二種類があります。
・ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を用いる防水工事です。ウレタン樹脂が固まるとゴム状の弾性のある防水層が出来上がります。
・FRP防水
防水用ポリエステル樹脂、防水用ガラスマットを用いて防水層を作る工法です。

防水工事はベランダや屋上の仕上げに重要な工程

屋上やベランダ、バルコニーなど降雨に晒される箇所には防水工事が必要となります。
ただし防水工事は単に防水処理をすれば良いわけではなく、その空間の使い方に合わせた適切な処理や美しく仕上げるための正確な作業が求められます。
施工管理者としても防水工事に関する正しい知識を持ち、現場で活かせるようにしましょう。


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