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施工管理者なら覚えておきたい骨材製造の流れ

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公開日時 2023.05.11 最終更新日時 2023.05.11

骨材(こつざい)とは、セメントに混ぜてコンクリートなどの混合物を作るための材料です。大規模な建設現場だと、場内に製造プラントや貯蔵設備を設置することがあります。
いざというときに困らないよう、施工管理者は骨材製造の流れを知っておきましょう。
今回は、骨材が完成するまでの流れと各工程の内容をご紹介します。

骨材製造の流れ

骨材製造の流れ

骨材には多くの種類がありますが、いずれも用途に応じて原材料を加工する作業が必要です。
まずは、骨材製造の流れを一覧でまとめました。

1.骨材の搬入
2.洗浄
3.一次粉砕
4.不純物除去
5.ふるい分け
6.二次粉砕、三次粉砕
7.製砂
8.完成

以上が骨材製造の大まかな流れです。
次に、それぞれの工程の内容を見ていきましょう。

骨材が完成するまでの製造工程

1.骨材の搬入
骨材の原材料は、重機で大きな異物を取り除いたあと製造プラントに運ばれます。

2.洗浄
採取された骨材は粘土や泥が付着しているため、洗浄が必要です。洗浄設備で水洗いが終わったら投入口に骨材を入れていきます。投入した骨材は「ドライヤ」という設備で完全に乾燥させます。

3.一次粉砕
洗浄、乾燥のあとは骨材の粉砕作業を行います。一度の粉砕で骨材を数ミリ程度まで細かくするのは困難なため、3回に分け粉砕するのが一般的です。1回目の粉砕に使う機械を「一次粉砕機(ジョークラッシャー)」といいます。

4.不純物除去
一回目の粉砕が終わった骨材を不純物除去機にかけ、異物を取り除きます。

5.ふるい分け
「スクリーン」という振動ふるい機に骨材を投入し、粒度別にふるい分けます。

6.二次粉砕、三次粉砕
2回目の粉砕に使う機械が「二次粉砕機(コーンクラッシャー)」です。粉砕が終わると再び不純物除去、ふるい分けをして3回目の粉砕を行います。3回目の粉砕に使う機械は「三次粉砕機(スーパーインペラー)」です。

7.製砂
さらに細かい骨材が必要なときは「ロッドミル」という機械で粉砕します。ロッドミルは、骨材を直径5ミリメートル以下に粉砕することが可能です。その後、骨材を貯蔵設備(ストックヤード)で保管します。

8.完成
完成した骨材は工事現場や工場に運搬し、コンクリートの製造に使用されます。

骨材は手間と時間をかけて製造されている


骨材に不純物があったり、粒の大きさがバラバラだったりすると良質なコンクリートは作れません。そのため、骨材は手間と時間をかけて製造します。施工管理者は骨材の用途や特性だけでなく、製造の流れを理解しておくことも大切です。

出典:国土交通省北海道開発局 札幌開発建設部「ダムができるまで

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