施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

施工管理者が知っておくべき知識!骨材の種類

学ぶ
公開日時 2023.05.25 最終更新日時 2023.05.25

骨材(こつざい)とは、コンクリートを作るときにセメントに混ぜる材料のことです。コンクリートはあらゆる工事現場で使用するため、施工管理者は骨材の種類や用途について理解しておきましょう。
今回は骨材の種類とそれぞれの用途を一覧でまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

骨材の種類とそれぞれの用途

骨材の種類とそれぞれの用途


まず、骨材は粒の大きさによって「粗骨材(そこつざい)」と「細骨材(さいこつざい)」の2種類に分類できます。
以下に粗骨材と細骨材の概要をまとめました。

・粗骨材
直径5ミリメートル以下の粒が骨材全体の85%以上を占めるもの

・細骨材
すべての粒が直径10ミリメートル以下かつ、骨材全体の85%以上を5ミリメートルの粒が占めるもの

骨材は、粒の大きさだけでなく、採取場所や加工方法によってさらに細かく種類が分かれています。次に、骨材の種類とそれぞれの用途を見ていきましょう。

骨材の種類と用途一覧

・天然骨材
川、海、山などで採取した砂や砂利をそのまま利用した骨材です。最近は環境保護のため採取量が制限されており、天然骨材の価格が上がっています。天然骨材の特徴は強度に優れている点です。
主にアスファルトの舗装や住宅の外壁などで用いられます。

・砕石、砕砂(半人工骨材)
天然骨材をクラッシャーなどで粉砕した骨材です。「半人工骨材」と呼ぶこともあります。砕石、砕砂のメリットは、セメントペーストとの付着が良いため強度の高いコンクリートを作れる点です。
用途は幅広く、公共事業などでもよく用いられます。

・スラグ骨材
スラグ骨材とは、金属精錬の際に発生する副産物を原材料とした骨材です。原材料によって「高炉スラグ骨材」「フェロニッケル細骨材」「銅スラグ細骨材」「電気炉酸化スラグ骨材」の4つに分かれます。
スラグ骨材は化学反応を起こしにくいことが特徴です。そのため、電子力発電所やアイソトープ貯蔵庫などにも使われます。

・再生骨材
構造物の解体時に発生したコンクリートを粉砕し、再利用できるように加工した骨材です。解体材の状態や加工方法によって品質にバラつきがあります。再生骨材のなかでも高品質なものが「再生骨材H」、中品質なものが「再生骨材M」、低品質なものが「再生骨材L」です。
基礎工事のときに、裏込めコンクリートや均しコンクリートとしてよく用いられます。

・混合骨材
粗さや種類の違う骨材を調合して作ったものです。混合骨材には規定があり、一定の品質を保てるように調合しないといけません。調合する骨材によって幅広い建造物に使用できます。

・人工軽量骨材
密度が小さく、軽い骨材の総称です。高層ビルの外壁や屋根材などに使用されます。

使用する骨材によってコンクリートの用途はさまざま


骨材には多くの種類があります。セメントに調合する骨材の割合や粒の大きさを変えると、まったく違う性質のコンクリートを作ることが可能です。骨材はコンクリートの製造に欠かせません。施工管理者はこの機会に骨材の種類や用途を理解し、業務に役立てましょう。

関連記事:
施工管理者が知るべき建具の世界:窓ガラスの種類と特徴
施工管理者が知るべき建具の世界:窓枠の種類と特徴
施工管理者が知るべき建具メーカーの種類:リクシル


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら