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自動ドアは古代ギリシャにはもうあった!?ヘロンの考えた天才的発明とは

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公開日時 2023.03.08 最終更新日時 2023.03.08

ドアの前に立つとドアが自然に開き、ドアに触れることなく出入りができる自動ドアは、近代に入ってからできたものだと思っていないでしょうか。
実は、自動ドアの歴史を辿ると紀元前2世紀から1世紀ごろには、すでにこの世に登場していたのです。
古代ギリシャ時代に考え出されたヘロンの自動ドアについて紹介します。

古代ギリシャ時代にあった自動ドアの仕組み

古代ギリシャ時代にあった自動ドアの仕組み

ギリシャ神殿にも使われていたという自動ドアは、アレクサンドリアで活躍した数学者であり発明家のヘロンによって考案されました。
ヘロンが考えた自動ドアは、蒸気の力を利用したものでした。
神殿の扉の下に、水を入れた密閉容器を設置し、そこから2本の管を通します。
1つの管を扉の横にある祭壇の方に、もう一方をバケツにつなげます。
バケツはロープを使って滑車に吊るされており、ロープはドアを回転させる軸につなげてあります。
司祭が祭壇に火を灯すと、燭台の下にある空気室の空気が膨張して密閉容器内の水を押し下げ、管に流れ込んだ水がバケツに移動していきます。
バケツに水が溜まって重たくなるとバケツが下に下がり、滑車でロープがひかれてドアの回転軸が回り、神殿の扉が開くというものです。
祭壇の火が消されると、逆の動きとなって水がバケツから密閉容器に移り、ドアが徐々に閉じられていきます。

現代の自動ドアとの大きな違い

現代の自動ドアは、ほとんどの場合ドアが左右に開く、引き戸のようなスライドタイプの自動ドアとなっています。
ヘロンの考案した自動ドアは、ドアの回転軸のロープが巻き取られることでドアが開くため、スライド式ではなく両側の扉が中央から左右に回転して開く、観音開きのようなスタイルでした。
また、ヘロンの自動ドアは、火を灯すことによって空気を膨張させることがドアを開ける動力となりましたが、現代の建物に設置された自動ドアのほとんどは、電気を動力として開閉します。
自動ドアには起動センサーが付けられ、人が近づいたことを検知してドアを開きます。
また、起動センサーの他に補助センサーや保護センサーも設置され、ドア付近に人が立ち止まったりしてもドアに挟まれることのないよう、安全を考慮した作りとなっています。

安全性を高めた自動ドアに進化

驚いたことに、電気が発明される2000年以上も前のギリシャの神殿が作られた時代に、人が手を触れずにドアを開閉させることのできる自動ドアがあったのです。
その後、油圧式、空圧式のドアが発明され、現在では電気式の自動ドアが主流となり、ドアに人が挟まることがないよう安全にも充分配慮されたものへと進化しています。


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