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こんなに深く人間は穴を掘れる!世界の掘削工事事例:世界一深い穴「コラ半島超深度掘削坑」

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公開日時 2023.03.07 最終更新日時 2023.03.07

人間は、どこまで深く穴を掘ることができるのでしょうか。
現在、世界一深い穴として世界記録に認定されているものは「コラ半島超深度掘削坑」です。
およそ50年前に掘削工事を開始したコラ半島超深度掘削坑プロジェクトでは、当時の最新技術を用い、20年近くの歳月を重ねて世界で最も深いマリアナ海溝の最深部よりも深い地点まで到達しました。

世界一深い穴はどこにある?

世界一深い穴はどこにある?

人間が掘削して作った世界一深い穴は、ロシア北西部ムルマンスク州にあるコラ半島にあります。
コラ半島は、面積およそ10万k㎡で、北はバレンツ海、南はカンダラクシャ湾、東は白海に面した楕円形をした半島です。
半島の名前となっているコラは、フィヨルドが形成されているコラ湾の沿岸にある港町です。
北大西洋海流の影響のために緯度の割には温かく、一年を通して海は凍結することはなく、南部はタイガ、北部はツンドラになっており、鉄鉱石や燐灰石などの資源に恵まれた場所です。
世界一深い穴は、このコラ半島のペチェングスキー地区に掘られました。
この周辺は非常に古い岩で形成されていること、地表には先カンブリア紀の結晶質火成岩が露出していることなどから、掘削調査に適した場所として選ばれました。

コラ半島超深度掘削炭坑とは

コラ半島超深度掘削炭坑とは、ソビエト連邦がコラ半島に掘った世界一深い穴です。
1970年5月4日に、地球の地殻深部を調査する科学プロジェクトとして掘削がスタートしました。
本坑から何本もの支坑が掘られ、19年後の1989年には最も深いものが深さ12,262mに達し、世界記録を樹立しました。
それ以降も掘削を進める予定だったものの、地温が180℃と当初の想定よりもはるかに高く、これ以上の掘削は難しいと判断され、1992年に計画は中止されました。
この調査によって、深さ約5~10km程度の場所において地震波の速度変化は花崗岩の変成作用によって引き起こされること、その深さにある岩は粉砕されて水が充填されていたこと、大量の水素ガスが存在したことなどが明らかにされ、地球物理学の研究に大きく貢献しました。

世界一深い穴は、科学調査を目的としたものであった

人間が掘った世界一深い穴は、ロシアにあるコラ半島深度掘削坑であり、深さ12,262mの記録は、現在も破られていません。
科学調査を目的として掘削されたこのプロジェクトは、地殻についてのいくつもの興味深い情報を提供し、地球物理学の進展に多大なる影響を与えました。


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