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公開日時 2019.11.28
最終更新日時 2022.04.06

施工管理者が知るべき建具の世界:窓ガラスの種類と特徴

一般的にもよく知られる建具が『窓ガラス』ではないでしょうか。
見た目には違いが分かりにくいですが、窓ガラスにもさまざまな種類があります。
本記事では窓ガラスの種類と特徴についてご紹介します。

窓ガラス種類一覧


建具の一種である窓ガラスにもさまざまな種類があります。
窓ガラスはメーカーによって名称が違いますが、ここでは一般的な窓ガラスの種類についてご紹介します。

種類と特徴一覧

・フロート板ガラス
一般的に多く使われる平板ガラスです。
平滑なため採光性に優れており、建具によく使用されています。

・型板ガラス
ガラスの片面に型模様をつけたタイプです。
不透明ガラス(くもりガラス)の代表的な種類で、光を通しながらも視線を遮ってくれます。

・すり板ガラス
ガラスの片面にすり加工をしたタイプです。
型板ガラスと同様に、視線を遮る目的で使用されます。
優しい光が入るので、和室などによく使われています。

・フロストガラス
金剛砂などでガラスの表面に傷をつけたタイプです。
すり板ガラスの表面をさらに滑らかにしたものです。
汚れがついても落ちやすく、掃除しやすいメリットがあります。

・網入板ガラス
ガラスの中に金属の網を封入したタイプです。
万が一破損しても破片が飛び散りにくく、炎に強いのが特徴です。

防火・防犯・断熱など窓ガラスはよってさまざまな特徴があります。
効果がそれぞれ違うため、場所によって使い分けましょう。

機能ガラス


窓ガラスの中には、さまざまな機能を付与した「機能ガラス」があります。

・複層ガラス
2枚または3枚のガラスの間に中空層を作り、断熱性を高めたガラスです。
結露しにくいため、冷暖房の消費を抑えることが期待されます。

・遮熱複層ガラス
複数のガラスの間に特殊な金属膜がコーティングされた「Low-Eガラス」を室外側に使用したものです。
冷暖房の負荷を抑えるとされています。

強化加工ガラス

・強化ガラス
耐風圧強度を高めたガラスのことです。
フロート板ガラスを加工して作ります。
熱にも強く、万が一割れても顆粒状になって安全です。
窓だけでなく、室内扉やテーブルなどにも用いられています。
防犯ガラスとは違うので注意しましょう。

・合わせガラス
2枚以上のフロート板ガラスの間に、強靭な中間膜を挟んで強化したガラスのことです。
中間膜を特に厚く強靭にしたものを「防犯ガラス」と呼びます。

効果によって使い分ける

窓ガラスはそれぞれ得意とする分野が違います。
また、多くの建築工事で窓ガラスの設置工事を行う必要があるので、施工管理者はそれぞれの特徴と取扱い上の注意点を把握しておきましょう。

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