施工管理者が知るべき建具の世界:間仕切りの種類と特徴
LDKなどの広い空間は、必要に応じて区切って使いたいというかたも多いのではないでょうか。
そんなときに、間仕切りという建具がよく使われており、施工管理の仕事で扱うこともあります。
間仕切りを使えば、普段はひとつの広い空間のままで必要なときだけ個室として使用可能です。
ここでは、間仕切りの種類と特徴について紹介していきます。
この記事でわかること »
間仕切りの種類一覧
住宅の内装に使われる間仕切りは、引きとタイプと折れ戸タイプの2種類に大きく分けられます。
引き戸タイプは、形状などによりさらに細かく分類可能です。
主な間仕切りの種類に関して、以下の表にまとめました。
■間仕切りの種類と特徴一覧
名称 | 特徴 |
---|---|
引き戸タイプ | 出入口に使用する引き戸とほぼ同じ作り |
引き戸連動タイプ | 引き戸が複数枚連なっている |
引き込み戸タイプ | 引き戸タイプで開放時に壁の中に格納される |
折れ戸タイプ | 引き戸が複数枚連なっており、開放時に折り畳まれる |
引き戸タイプのうちオーソドックスなものは、部屋の出入口に取り付けるものとほぼ同じものです。
引き戸連動タイプや引き込み戸タイプは、間仕切りの用途を考慮して工夫を凝らした形状になっています。
間仕切りの特徴
間仕切りは、出入口の引き戸に近い感覚で開け閉めできるのが特徴です。
土地の面積があまり広くないような場合、LDKのスペースの中に書斎や子供部屋を設けるような使い方ができます。
書斎や子供部屋として使うときには間仕切りで区切っておき、広いLDKとして使うときには開け放つという具合です。
オーソドックスな引き戸タイプならば設置可能な場所が多く、費用も他のタイプほどかかりません。
LDKの一角に、ちょっとした半個室スペースを設けたいときなどに便利です。
引き戸連動タイプなら、開放時には複数枚の引き戸が重なった状態でまとめておけるので邪魔になりません。
引き込みタイプなら、開放時はほぼ完全にひとつの大きな空間として使用できます。
ただし、引き込めるスペースが確保できる場所でないと設置できないのが難点です。
折れ戸タイプは、クローゼットの扉とよく似ているのが特徴で開放時には端の方に折り畳まれます。
扉の枚数が多ければ、一部分だけ開放するような使い方も可能です。
住み良い空間を作り出す間仕切り
間仕切りを使用することで、住宅の内装にさまざまなアレンジを加えられます。
土地面積の関係で、個室をあまり多く設けられない場合にも便利です。
オーソドックスな引きとタイプから、引き込み戸タイプや折れ戸タイプなど便利な間仕切りもあります。
間仕切りを上手に使えば、住み良い空間を作り出せるでしょう。
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編集部
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