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公開日時 2018.12.12
最終更新日時 2022.04.06

現場に徹底しよう!墜落・転落災害の防止方法とは【前編】

現場作業において墜落や転落はいつでも起こりうる事故です。
転落災害は、死傷災害の中でも最も件数が多いとされています。
そのためあらゆる防止策を講じる必要があります。
具体的にどんな対策をとれば良いのかご紹介します。

作業主任者を選ぶ

まずは現場を指揮する作業主任者を選びます。
その主任者の指揮で作業することによって、すみずみまで注意を行きわたらせます。
またあらかじめ作業の手順を作業員に周知させます。
具体的には安全帯や保護帽などの正しい使用の徹底などです。
作業主任者は定期的に能力向上教育を行うことが必要です。
この作業主任者は、基本的に高さが5m以上の足場の組み立てや解体作業を行う際に選出しましょう。
また作業床の設置も大切です。
墜落・転落災害の危険性がある作業を行う場合は、必ず安全な作業床を設けます。
もし作業床が設けられない場合は、安全ネットを張ります。
その際には安全帯などを適切に使用しましょう。
この作業床は、鉄骨の組み立て作業や足場上の作業、屋根上の作業を行う際などに設けます。
強風や大雨などの悪天候の際は、転落災害の危険性があるので作業は中止しましょう。

安全帯の確実な使用を心がける

墜落・転落災害の防止について有効なのが安全帯です。
高さが2m以上の場所で作業を行う際には、安全帯を使用しましょう。
安全帯を使用する際には、必ず取り扱い説明書を読みます。
また各部に異常がないか点検しましょう。
さらに一度でも大きな衝撃が加わったものは破棄し、新しいものに取り替えます。
安全帯と親綱を連携するランヤードは、ロープ式、ストラップ式、巻き取り式があります。
現場に適したものを使用しましょう。
安全帯は、手すりや囲いなどの防護設備の取り付けや取り外し、つり足場での作業などに使用します。
また安全帯をつける上記の作業を行う際にも、作業指揮者を指名します。
作業指揮者は、安全帯を取り付ける設備に異常はないか、安全帯を適切に使用しているか、適切な装備をしているかなどを確認しましょう。
そして高所での作業を直接指揮します。
このように細かく指揮者をたてることによって、細かなところまで監視の目を行きわたらせることが可能です。

正しい使用が必要

現場でも墜落・転落災害を防止するためには、ひとりひとりの心がけはもちろん、安全帯などの道具を正しく使用することが求められます。
また高所での作業の際は主任者や指揮者を選出しましょう。
そうすることで、細かな部分まで注意の目を張り巡らせることができます。
死傷者を出さないためにもこれらを守っていきましょう。

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