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事故や盗難を防ぐ!工事現場の安全対策と事例

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公開日時 2022.08.12 最終更新日時 2022.08.12

建設工事の現場監督は、事故と盗難に常に頭を悩ませています。いずれも現場で働く作業員たちを辛い目に遭わせることになるからです。さらに事故や盗難が続くと、工事の質も会社の評判も落ちてしまいます。
建設現場で事故も盗難も起こさないためには、過去の事例に学び、対策を検討することが大切です。

事故の事例


工事現場で掘削した土をダンプトラックで仮置き場に運ぶ作業をしていたときの事故事例を紹介します。ダンプトラックが仮置き場で掘削土をおろした後、運転手が荷台を下げ忘れその状態で公道を500メートルほど走行してしまいました。
その結果、上がったままの荷台が電線に触れ損傷させてしまいましたが、幸い怪我人はいませんでした。

事故の傾向と対策

この事故の原因は運転手のうっかりミスですが、施工計画を見直したところ、ダンプトラックの走行時の留意事項が記載されていませんでした。
またダンプトラックが掘削土をおろしたときに、仮置き場に誘導員などはいませんでした。

そこでこの事故を起こした工事現場では、施工計画にダンプトラック運転手への注意事項を記載することにしました。
また、掘削土の仮置き場に高さ制限のゲートを設けました。こうすることで、仮に荷台を上げたまま走行しても公道に出る前にゲートに接触するため、異常を察知できるようになります。

盗難の事例


国土交通省中部地方整備局は2013年5月に、建設現場での盗難被害が多発していることを知らせるリーフレットを作成し公表しました。そこに紹介された盗難事例は次の通りです。

  • トンネル工事現場から電線約7キロメートルが盗難された。被害額約210万円
  • バイパス道路工事中、工事用電源ケーブルが盗難された。被害額約15万円
  • インターチェンジ工事中、現場事務所に侵入され、発電機1台、ハンマードリル

1台、光波測定機2台、水準器2台、血圧計1台、ラミネーター1台が盗まれた。被害額約120万円。

そしてこの3件は、2013年6月7日から11日までのわずか5日間に起きているのです。

盗難の傾向と対策

工事現場の盗難対策では、センサー付きの監視カメラを設置する例が多いようです。盗難犯は侵入する前に監視カメラを探すので、監視カメラがあるだけで抑止力になります。
また、Webカメラを導入する工事現場もあります。Webカメラなら監視カメラが撮影した動画をインターネットで防犯担当者のパソコンやスマホに送信できるので、ライブで監視できます。

ただなかなか即効性のある手立ては打ち出すことができていません。
2018年10月にインターチェンジ工事で総額約50万円の資材の盗難に遭った国土交通省北陸地方整備局は「工事現場におけるパトロールなど防犯体制強化を指導する」と述べるにとどまっています。

まとめ

建設工事では巨大なパワーが発生したり、高所での作業があったりと、何もしなければ常に危険な状態にあります。
また建設工事は、戸外の広大な敷地内で行われるので、常に盗難対策を採りにくい環境にあります。
したがって建設会社や現場監督だけでなく、現場の作業員1人ひとりが事故防止意識と防犯意識を持つ必要があるでしょう。

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