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規格通りに施工しよう!土木工事の出来形管理とは

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公開日時 2023.02.15 最終更新日時 2023.02.15

土木工事の管理の仕事のひとつである「出来形(できがた)管理」について解説します。出来形とは、土木構造物の完成した部分のことです。出来形は完全に完成した状態ではなく、途中経過のことです。
土木工事は着工から完成まで長期にわたることが珍しくないので、全体の作業を何分割かに区切り、区切った部分の作業が完成したらその都度チェックしていきます。
この一連の作業を管理するのが出来形管理です。


 

出来形管理の定義


出来形管理を、専門用語を使って定義すると「土木構造物が発注者の意図する規格基準に達しているかどうか管理すること」となります。
規格基準には、施工管理基準や出来形管理基準などがあります。出来形管理の担当者は、現場の出来形と規格基準とを照らし合わせ、契約条件に合致しているか確かめます。

土木工事施工管理基準のなかの出来形管理基準とは


国土交通省は「土木工事施工管理基準」 を定めていて、出来形管理基準はこの一部を構成しています。
土木工事施工管理基準は、契約図書とおりの「工程」「出来形」「品質」になっているかを確認するときの基準です。
つまり施工管理とは、工程管理、出来形管理、品質管理で構成されるということです。
概念図にするとこうなります。

施工管理
工程管理 出来形管理 品質管理

出来形管理の「立ち位置」がわかったところで、出来形管理で「やること」をみてみましょう。

出来形管理でやること

出来形管理の担当者がすべき仕事は、出来形を、出来形管理基準に定めてある方法で測定することです。そしてその測定は、測定基準にしたがって実測します。
その測定結果の数値と、設計図書に書かれてある数値を比較し、出来形管理総括表や測定結果一覧表、出来形管理図表などに記載していきます。
出来形管理図表に記載することで、出来形を測定した結果が設計図書の許容範囲内に収まっているかどうかがわかります。

さらに、土木工事の途中経過(出来形)には、工事完了後に不可視部分になるものもあります。不可視部分とは「破壊しなければ二度と目視できなくなる部分」のことです。
出来形が不可視部分の場合、出来形管理担当者は写真を撮るなどして後で確認できるようにしなければなりません。

まとめ

土木工事は小さな作業の積み重ねであることは、現場経験がある人なら身をもって理解していることでしょう。そして土木工事は、一度作業を行ってしまったら後戻りしにくい性質があります。例えば一度アスファルトを敷いてしまったら、やり直すにはアスファルトをすべて剥がさなければなりません。
そのため作業が一定程度進んだ段階で出来形を定め、測定し、工事が問題なく進んでいることを確認するのです。


 

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