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公開日時 2018.11.17
最終更新日時 2022.04.06

現場監督がよく口にする「安全帯」と管理業務について

現場監督から「安全帯を点検したか」と毎日のように言われている人もいるでしょう。高所作業の「命綱」である安全帯はみるからに頑丈で、引っ張っても叩いてもびくともしない印象を持つでしょう。
現場監督には4つの管理業務が課されていて、なかでも安全管理は最も重要な仕事です。
ここでは、現場の仕事に欠かせない安全帯について解説します。

安全帯とは

安全帯は、ショックアブソーバーや収納袋を備えた胴ベルトと、先端にフックが付いた織ロープを結合させたつくりになっています。
高所で作業をするときにフックを構造物にかけておけば、足を滑らせて構造物から体が離れても、織ロープと胴ベルトで作業員の全体重を支えるので落下しません。
用途に応じて、一般高所作業用、柱上作業用、傾斜面用、垂直面用、ハーネス型などがあります。

安全帯の管理

安全帯のメーカーは、始業前に毎回点検することと、それとは別に定期点検することをすすめしています。
そして胴ベルトに2ミリ以上の損傷があったり、薬品や塗料の付着し簡単には取り除けないほどこびりついていたり、毛羽立っていたりしたら、交換するよう推奨しています。さらに、バックル部分の金属のさびや汚れが落ちないほど劣化したときも交換のタイミングです。
安全帯は一定の状態を保っているときしか作業員を守ることはできません。

現場監督の4つの管理業務

現場監督には、原価管理、工程管理、品質管理、安全管理の4つの管理業務が課されています。なかでも最も重要なのは、作業員の命にかかわる安全管理です。
現場が安全だからコストのことを考えることができますし、工程表とおり工事を進めることができますし、品質の高い完成品ができあがります。

建設現場は、重い、高い、大きい、もろい、という危険因子がすべて揃っています。対策を講じなければ必ず事故は起きますし、対策を採っていても事故をゼロにすることは簡単ではありません。
現場監督が毎日、作業員たちに「安全帯を点検するように」と指示するのは安全管理の一環です。

まとめ

高所で作業する人の命を守る安全帯は、安全第一で作業するためにも、大切に扱わなくてはなりません。作業員は安全帯を貴重な道具として扱うようにしましょう。

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