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公開日時 2018.11.27
最終更新日時 2022.04.06

現場監督なら知っておくべき!ISO14000について

企業が活動するにあたって、地球環境に影響を与えてしまうことがあるでしょう。
企業は良い商品やサービスを提供するだけでなく環境への配慮も求められます。
環境に配慮しているということであれば、取引先となる企業からの心証が良くなるでしょう。
そこで環境保全に関する国際規格としてISO14000があります。
では、ISO14000とはどんなものなのか見ていきましょう。

環境保全に関する国際規格

ISO14000は、持続可能な開発のための経済人会議で、環境に関する国際規格の必要性を提起されたことがきっかけで誕生しました。
1992年の地球サミット以降に、規格の策定が始まり1996年9月にISO14001が制定されました。
ISO14001はISO14000シリーズの要求事項やマネジメントシステムについて定めており、このシリーズのISOの中でもっとも基本的な内容です。
建設業においては、建設現場でたくさんの重機を使用して作業を行います。
その作業により有害な物質を排出してしまう可能性もあるでしょう。
ISO14000シリーズを取得するにあたっては、有害物質の排出を監視する体制作りが求められます。
現場監督を務める人は、自分の管理する現場で、どんな有害物質をどの程度排出されているのか把握しなければなりません。
認証の審査を受ける際には、そのような取り組みが行われているかどうか証明するため、マニュアル作りなどを行う必要があります。

建設業でISO14000の認証を得るには

ISO14000シリーズの中で、多くの企業はISO14001の認証を最初に得ようと考えるでしょう。
認証を得るのは、それに相応しい体制を整えてから、審査登録機関による審査を受ける必要があります。
審査に適合していると判断されると登録証書が発行されるという仕組みです。
ISO14001の認証を取得した後は、必要に応じて同じシリーズの他の認証も得るといいでしょう。
そして、認証を得るための体制を整えるには、社員全員に認証が必要な理由を理解してもらうことが大切です。
そうすることで、普段の仕事の中で常に省エネや有害物質の削減について考えるようになるでしょう。
社員全員の環境保全に対する意識が高い企業で、環境保全に関するルール作りが明確化すれば、認証を得られる可能性が高いです。

ISO14000の認証を得て環境保全に配慮した建設会社を目指そう

ISO14000シリーズの認証を取得していれば、環境保全に配慮している企業ということで、取引先などからの心証が良くなります。
環境保全に取り組むことで、コストダウンに繋がることもあるでしょう。
そして認証を得るには、社員全員で目的意識を持って協力していくことが大切です。

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