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公開日時 2018.10.23
最終更新日時 2022.04.06

【設置が進むAED】現場監督はAEDを使えないといけないのか?

現在様々な場所に設置されるようになったAEDですが、今後建設現場にも常に設置されるようになるかもしれません。
AEDは作業員に万が一の事態が起こった際にとても頼りになる存在です。
建設現場におけるAEDの有用性と必要性についてご紹介します。

現場におけるAEDの必要性


とある大手建設会社では全国の建築現場にAEDを順次設置していく方針を発表しました。
これは今後、建築現場での救命体制の整備が進んでいくことを意味しています。
既に大手建設会社では、65歳以上の作業員は高齢作業員教育を受けなければ入場できないなどの措置も行っています。
これは建設現場において心配停止などの事故が多く起こっていることを示しています。
実際、転落などだけでなく体調面の悪化が原因で心肺停止になる事態も起きているのです。
そんな事態に陥ってしまった場合に必須なのがAEDです。
炎天下、寒冷地、高所など過酷な環境で行われることの多い建設現場だからこそ、万が一の時代に備えてAEDの設置が必要だと考えられています。
今後、現場監督もAEDを扱う機会が増えていくかもしれません。

素早い処置が重要


AEDは2004年から医療従事者だけではなく、一般市民でも使えるようになりました。
建設現場にAEDが設置されていれば、心肺停止などの緊急時にもすぐに一時救命処置が行えます。
AEDの大きな役割は「救命率」と「社会復帰率」といわれています。
救急車が現場に着くまでの平均時間は約8分といわれており、その間何も処置を行わずにいると、救命率が低くなってしまいます。
また、助かったとしても後遺症が残ってしまう場合が多いとされています。
これらのことからAEDによる一時救命処置がいかに重要か分かるでしょう。
AEDは、使用したことが無い人でも音声案内に従うことにより適切な対処が可能です。倒れている人が心肺停止か、電気ショックが必要かどうかも、AEDが判断してくれます。
そのため作業員が倒れたら躊躇せずにAEDを使うことが大切です。特に現場監督が安全訓練などの一環として、AEDの使用方法を含めた救命訓練を行っておけば、作業員の安全を確保することにもつながります。
また、日頃から救命訓練などを行っておくことで、安全に対する意識も上がっていくでしょう。

建築現場においてのAEDの重要性は上がっていく

今後、さらに建設業界では高齢化が進むと予測されています。
そのため、現場監督による安全管理や教育、体調管理などがこれまでに以上に必要になってくるでしょう。そして高齢作業員教育や現場のAED設置も必須になっていくと考えられます。万が一の時に備えておくことが何よりも重要です。

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