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公開日時 2018.10.17
最終更新日時 2022.04.06

【建設業法で定義される用語の種類⑥】屋根工事

屋根工事は、建設業法で専門工事に分類される工事のことを指す建設用語です。
屋根ふき工事や、屋根断熱工事、屋根の防水処理などが屋根工事とされます。
そんな屋根工事の具体的な内容や必要な資格、工事の種類などをご紹介します。

屋根工事とは

屋根工事とはその名の通り屋根に関する工事を行う業種です。
具体的には瓦屋根ふき工事、スレート屋根ふき工事、板金屋根工事、金属薄板屋根ふく工事、屋根断熱工事、屋根の防水処理工事などを行います。
瓦やスレート、金属板だけでなく、板金や断熱材料の場合も屋根工事業に分類されます。
ただし太陽光パネルなどを取り付ける場合は、電気工事業の許可も必要です。
屋根工事を行うには、専任技術者をおかなければいけません。
必要な資格は、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士(仕上)、1級建築士、2級建築士です。
また技能検定の建築板金(ダクト板金作業)、板金(建築板金作業)、建築板金・板金工(鉄筋組立て作業、かわらぶきでも可能です。
ただし2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要です。
また土木工学や建築学を学校で学んだ場合は、実務経験期間を短縮できます。
さらに屋根工事に関する10年以上の実務経験があれば専任技術者になることが可能です。

屋根工事の種類

屋根工事は大きく分けて、屋根ふき替え工事と屋根塗装工事の2つがあります。
屋根ふき替え工事とは、傷んだ屋根材を新しいものに取り替える工事です。
屋根だけでなく、屋根の下の野地板なども取り替える場合もあります。
取り替える場合、既存の屋根材だけでなく種類の違う屋根材に取り替えることも可能です。
築年数が30年以上たっている、劣化が激しいなどの場合に行います。
工事期間は5~7日間ほど、費用は素材や坪数によって異なりますが相場は60~200万円ほどです。
屋根塗装工事は、劣化した屋根材の塗装を除去して再度塗料を塗りなおす工事です。
ただし瓦屋根は塗装工事に向いていませんので、ふき替え工事がおすすめです。
工事期間は10~12日間ほどで、費用相場は40~80万円ほどとされています。
天候が悪ければ日程は延びる可能性もあります。

屋根全般の工事を請け負う屋根工事

屋根工事は、屋根ふき工事、補修塗装工事など屋根に関する工事のことを指します。
また屋根材の下地の防水処理や、雨どいの取り付けなども含まれます。
近年多くつけられるようになった太陽光パネルは、電気工事業の許可が必要です。
ただし屋根と一体になっている太陽光パネルは屋根工事業に含まれる場合もありますので、確認してから許可を取りましょう。

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