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公開日時 2018.09.21
最終更新日時 2022.04.06

佐藤社長現場レポ 社長がゆく4th


実は、周りに温かく見守られて成長していた、と後々になって気付きました。
技術業務課 井上 彩花さん (H25 入社)

10月4日、「社長がゆく」スタッフ一同は、亀戸にある、杭打ち工事中の老人ホーム建設現場で頑張る井上さんを訪ねました。

佐藤:井上さんが建築に携わろうと思ったきっかけは何ですか?

井上:最初のきっかけは、中学の時見た、滝沢秀明さん主演のドラマ「僕だけのマドンナ」の影響です。建築を学ぶ大学生の物語で、建物の模型を造っているシーンが印象的で、「自分もやってみたい」と思いました。

佐藤:実際に建築学科へ行ってみて、イメージ通りでしたか?

井上:とにかく課題が大変で、2週間の間に図面を書いて模型を完成させなければならなかったりで、必死で取り組んでいました。

佐藤:どんな思いをいだいて当社に入社されましたか?

井上:将来のことを見越して、CADオペをやろうと思っていました。結婚して妊娠した時に現場へ出られなくなっても、CADオペなら仕事を続けられると思いました。

佐藤:なるほど。でも今は施工管理をされていますよね?

井上:入社当時の担当営業さんに、「いきなりCADオペをやるより、現場を経験してからCADをやって、両方できるようになればいいでしょ。」と言われて、「確かに。」と思ったので今は現場に出ています。

佐藤:現場に出るとCADも使えるようになったのでは?

井上:はい。今は徐々に使えるようになって行っています。わからないことは先輩にも聞けますし。

佐藤:夢真にもCADの研修制度がありますから、ぜひ受講してみて下さい。

井上:そうですね。私はずっと仕事をしていきたいと思っています。だから、「手に職」をつけておくべきかな、と思います。

佐藤:入社されてすぐの現場はどうだったですか?

井上:女性だから男性よりも周りの当たりは強くないという点で得をしていると思います。お菓子やジュースを買ってもらったり。現場引き上げの時、業者さんに「担当が君じゃなく男だったらもっとガンガンに言っていた。」と言われました。そう言いつつ無理なお願いも結構聞いてくれていました。そういう面では女性であるメリットはあるかな、と思います。

佐藤:思っていたイメージと違った、ということは無かったですか?

井上:そもそも施工管理という仕事がどういうものなのか無知だったので、それは無かったです。逆に「こういうものなんだ」と思うことばかりでした。

佐藤:入りはじめのころ、苦労したことはありますか?

井上:施工の写真ですね。「こんなもの撮るの?」「こんなに細かくチェックするの?」という気持ちでした。量が半端じゃなく多いし。どの現場でも写真が一番大変ですね。初めての現場では、私専門に付いてくれる人がいて、その人が何でも教えてくれたので、恵まれていたと思います。

佐藤:建築学科を出ていても知らないことがあったのですね。

井上:知らない事はいっぱいあります。施工管理に関しては大学で習った記憶がなく、現場では「なんか見たことある、なんか聞いたことある」程度です。図面に関しても、なんとなく「見てわかる」程度で、「書ける」までは行きませんでした。大学ではJWではなく、ベクターワークスを使っていたので。


大切に育てられた今は貫禄さえ感じます!

佐藤:現場で学ぶ事の方が多いようですね。そういう意味で、印象に残っている現場はありますか

井上:一番やりがいがあったのは、入社2年目の老人保健介護施設の現場です。構造がWRC造。柱が無くて壁や間仕切りが柱代わりになっている造りです。

佐藤:施工は難しいのですか?

井上:難しいというわけではないと思いますが、壁を少しでも間違えると、それこそ有効寸法にも関わってきます。そこは初めて鉄筋、型枠、塗装、左官など担当を持たせてもらい、内装・外装・工程表などにも携わることができ、「私、施工管理者として仕事しているな」と初めて実感できた現場でした。そこの所長さんは「失敗してもいいから何でもやっていいよ」と言ってくれてました。

佐藤:失敗した事はなかったですか?

井上:ありましたよ(笑)外装担当になったとき、足場をバラす日までに、左官→シール→塗装という3工程を終わらせなければならないのに左官屋さんが間に合わない、雨が降ってシール屋さんが作業できない、塗装屋さんが「こんなんでは足場バラシ迄に吹き付けられないよ」という具合でさんざん業者さんに言われました。

佐藤:どうやって解決したのですか?

井上:左官屋さんの人数を増やす、壁を優先させて仕上げる、足場バラシの日程を一部ずらす、などして大変だったです。シール屋さんがものすごくうるさく言ってきたのですが、現場が終わってよくよく聞いてみると「今、井上さんがノホホンとしちゃってるから叩いてあげて」と所長がシール屋さんに頼んでいたらしいです。「それを乗り越えられたら、井上さんは成長するから」と言っていたというエピソードがあります。「色々うるさく言ってごめんなさい」とシール屋さんが教えてくれました。

佐藤:それはいい経験でしたね。今度はどんな仕事をするのですか?

井上:鉄筋を担当する事が決まっています。施工管理をやっている中でずっと見てきているので、鉄筋の職種を見るのは自信があります。

佐藤:今後はどんなことにチャレンジしたいと思いますか?

井上:マンションや店舗をやってみたいです。内装の経験が少ないので結構苦手な分野です。

佐藤:それではこれから入ってくる後輩に「現場で持っていた方がいいもの」を教えてください。

井上:最初は建築の知識は必要ないですよ。何もかもが初めてなので。「体力」じゃないでしょうか。あと「声」。体力がないと、一番最初は本当にキツイです。特に階段が大変です。それにデカい声は大事です。恥ずかしがって大きな声が出せないと、現場で苦労します。朝礼ひとつとっても大きな声が必要ですし、危険作業をしている人に注意する時も声は必要ですから。現場で叫ぶことは結構ありますよ。

佐藤:確かにそうですね。あと、休日のリフレッシュ法について教えて下さい。

井上:「すぐ寝る」のと「マッサージ」ですね!めちゃめちゃふくらはぎがむくむので。あと仕事終わりにジムへ行ってプールで泳いでサウナやお風呂に入って疲れをとります。水泳はダイエット効果もあるし、いいですよ。あと週末は買い物に出かけたり。動物が好きなので、連休には牧場や動物園とか。先日「アルパカ牧場」や「ダチョウの王国」へ行きました。

佐藤:そんな所があるんですね!オフでしっかりリフレッシュしてますね。これからもその前向きな姿勢でどんどん新しいことに挑戦していって下さい!ありがとうございました!

社長がゆく 編集後記

佐藤 大央社長

お忙しい中、取材に協力頂きありがとうございました。井上さんが建築が好きで仕事がとても充実していることがすごく伝わってきました。これからも当社のSKG代表として是非頑張ってください。

営業部 長山 遼

お忙しい中ご対応いただきましてありがとうございました。インタビューといった形式でお話を聞くなかで、井上さんが非常に仕事熱心だという事を改めて感じました。まだ営業担当となってあまり日が経っていないですが、これからも宜しくお願いします。

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