新人現場監督は、まだ分からないことが多くても、少しずつ覚えて慣れていかなければなりません。
上司や職人たちも、新人ということで多少大目に見てくれる面はあるでしょう。
しかし、普段の何気ない行為により「使えないやつ」だと思われてしまうこともあります。
では、どんな行為がダメなのか事例を紹介していきます。

報連相ができない現場監督

「大丈夫です」が口癖で上司に相談しない
仕事で困難に直面し、自分の力では打開できそうもないときには、上司に相談して助けを求めるでしょう。
しかし、自分のキャパを明らかに超えている事態に直面しても、上司に相談せず、状況を悪化させてしまう現場監督もいます。
そういう新人現場監督は、職人たちから心配されても「大丈夫です」と言うだけで、実際は大丈夫でないことばかりです。
そして、結果的に仕事の進捗が遅れてしまったり、上司や職人たちが尻拭いをすることになったりしてしまいます。

都合良く解釈して自己完結させる

好ましくない事態に陥っていても、都合良く解釈することで、上司への報告を怠る新人現場監督もいます。
例えば、資材が明らかに足りなさそうなときに、普通なら足りるかどうか確認するでしょう。
しかし、ダメな新人現場監督は、「きっと倉庫にもっと保管してあるはず」と自己完結させてしまいます。
上司への相談や報告もしません。
実際に、倉庫にも資材がなかったら、仕事を進められなくなってしまいます。

簡潔・具体的な指示を出せない現場監督

工程をしっかりと理解できていない

建設現場の職人たちは、現場監督の指示で作業をしています。
現場監督が具体的で分かりやすい指示を出せしてくれれば、それだけ仕事もしやすいでしょう。
しかし、ダメな新人現場監督の中には、具体性の乏しい指示しか出せない人もいます。
職人たちが具体的な点について確認を求めても、曖昧な返答しか返ってきません。
工程をしっかり理解していない新人現場監督は、このような傾向が強いです。

想像力や危機管理能力が欠如している

想像力がないことも、具体的な指示を出せない原因のうちの1つです。
どのような工程を経て、どのような具合で建物が出来上がっていくのか頭の中で想像できないことには、具体性のある指示は出せないでしょう。
職人たちがそれを補うようにして作業することで、上手く工程が進めば、自分の想像力が弱いことにも気が付きません。
また、そのような新人現場監督は危機管理能力も低いことが多いです。

できないことは上司に相談して少しずつ成長していこう

新人のうちは誰でも一人前の仕事はできません。
上司や周りの人に助けてもらいながら、少しずつ現場監督としての仕事を覚えてきます。
もし、できそうにないことや分からないことがあれば、上司に相談しましょう。
そうすることで、今は半人前でも数年後には一人前の現場監督として活躍できるようになります。

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