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公開日時 2018.09.18
最終更新日時 2022.04.06

【ハウスメーカーの工法まとめ⑥】ハウスメーカーの現場監督必見!自社の得意な工法を再確認しよう!プレハブ(コンクリート・ユニット系)編

プレハブ工法には、木質・鉄筋の他に、コンクリート・ユニット系があります。
工場で生産されるため品質が安定している、工期が短いなどの共通するメリットの他にも様々な特徴があります。
そんなプレハブ工法のコンクリート・ユニット系についてご紹介します。

プレハブ(コンクリート・ユニット系)工法とは?

コンクリート系プレハブ工法とは、工場で生産されたプレキャストコンクリートパネルを組み立てていく工法です。
パネルは現場で接合して組み立てて、屋根・壁・床などの6面体の箱を作り上げます。
低層住宅向けの薄肉中型コンクリートパネルや、中高層住宅向けの大型コンクリート部材などの種類があります。
パネルを組み立てたあとは、屋根に防水処置を行い、内部・外部ともに仕上げを行って完成です。
ユニット系プレハブ工法は、住宅を箱型のユニットに分類し、そのユニットごとに工場で生産します。
それを現場でクレーンを使って組み立てるので、プレハブ工法の中でも最も工期が短い工法です。
外壁だけでなく、間仕切り壁なども工場で取り付けているので効率化を図れます。
住宅の約8割を工場で作っているので、安定した品質が保たれるのが特徴です。
ユニット系は鉄骨が主流ですが、中には木質系を取り扱っているハウスメーカーもありますので、現場監督の方は確認しておきましょう。

プレハブ(コンクリート・ユニット系)のメリット・デメリット

コンクリート・ユニット系の共通のメリットは安定した品質です。
いずれも工場で生産されるため、一定した品質を保てます。
また工期が短いのも特徴です。
特にユニット系は工場生産される割合が高く、現場でとてもスピーディーに組み立てることができます。
そして両者とも耐久性・耐火性・遮音性に優れているのが魅力です。
デメリットは間取りやデザインの自由度が低いことです。
特にユニット系はある程度規格が決められているため、間取りをこだわりたい方には向いていません。
ただし箱型の組み合わせはある程度自由にできるハウスメーカーが多い様です。
またユニット系は、既に組み立てたものを運搬するので、狭小地には建てられないことがあります。
そしてどちらもリフォームには向いていません。
まとめると、工期が短い方が良い、安定した品質で耐久性の高い住宅が欲しい、間取りやデザインにはあまりこだわらない方に向いている工法です。

工期の短さと安定した品質が魅力

プレハブ工法の中でも、コンクリート・ユニット系工法は特に耐久性・耐震性・遮音性に優れています。
またユニット系は特に工期が短いので、早く家を建てたい方に向いています。
ただし狭小地には建てられない、間取りの自由度が低いなどのデメリットもありますので、ハウスメーカーの現場監督はしっかりと理解しておきましょう。

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