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公開日時 2018.09.03
最終更新日時 2022.04.06

佐藤社長現場レポ 「社長がゆく」1st

仕事に「楽しみ」を見い出せば、自然に「良い現場」になっていく

技術業務課 北村 拓さん (H28.8入社)

12月19日、「社長がゆく」スタッフ一同、横十間川の川底水路整備工事現場で頑張る北村 拓さんを訪ねました!現場が広いので移動手段は自転車とゴムボートです!

佐藤:北村さんが建築に興味を持たれたきっかけは何ですか?

北村:父親が土木、母がCADオペレータの仕事をずっと続けており、背中を見て育ったせいか、他の仕事よりも取っ付き易かったという感じです。大学も土木を専攻しました。

佐藤:お父様と同じ土木に惹かれたのはなぜですか?

北村:建物よりも、みんなが歩く道のようなデカイ規模の仕事がやりたいなあ、と思いました。父親は「俺が作ったものが地図に載ってるんだぞ」とよく自慢話をしていました。

佐藤:現場見学等もされたのですか?

北村:何度か現場に遊びに行かせていただきました。大学で測量を実習していた頃、その延長で父親の現場を手伝ったりしました。

佐藤:当社に入社した決め手になったのは何ですか?

北村:新卒の入社時期を逃してしまい、「すぐにでも現場へ出て仕事がしたい!」と思っていたので、中途採用でもしっかり研修制度のある夢真を選びました。

佐藤:実際働き始めてから、お父様からアドバイスをもうことは?

北村:同じ業界に入ったことを父は喜んでいて、「今は忙しいかもしれないが、いっぱいいっぱいになってこそ勉強だから」と励ましてくれます。

佐藤:応援してくれているんですね。バイトでリーダーを長年務めるなど、北村さんは頼られると、「何とかしなきゃ」とキッチリやりたいタイプなんですね。

北村:そうですね。そういう気質はあると思います。正直「頼られたい」です。でも頼りにされるには、自分が「頼り甲斐のある人」にならなきゃいけません。

佐藤:確かにそれはそうですね。

北村:付いて来てもらうためには「自分ができて当たり前」だからそれができるように頑張ろう。といつも思っています。

佐藤:とても前向きで感心します!ところで今の現場に来たばかりの頃、苦労した事はありますか?

北村:最初何もわからないまま現場に入り、関わってはいるものの、何かに「作用」しているわけでもなく。ボーっとしていると、やはり協力会社の方々に名前も覚えてもらえない、どうしたらいいんだろう。と思いました。

佐藤:どうしたのですか?

北村:わからなくても、「声は出せる」と思ったので、まず挨拶や確認の合図など、声をしっかり出す事から始めました。自分の確認でもありますが、周りにとっても「あいつしっかり確認してるんだな」という確認になります。おかげで最近はちゃんと名前で呼んで頂けるようになりました。ですので声の大きさには自信があります。

佐藤:声は現場で一番大きいのですか?

北村:そうですね。「うるさい」と言われる時もあります(笑)
佐藤:(笑)

北村:川を船が通る際に、航行の邪魔になりそうなら、早く現場に伝えなければならず、大きい音が鳴っている中でも、ちゃんと「通る声」で伝える事が必要になります。

佐藤:重機に負けない位?

北村:そうですね。重機には負けません!(笑)

佐藤:この工事はかなり特殊な工事ではないですか?

北村:そうですね。土木の中でも、他とは別物だと考えたほうがいいと所長によく言われます。

佐藤:どういう工事ですか?

北村:鉄の矢板を地面に打ち込んで、水を抜いて中にコンクリートを流し込み、地面を作っていきます。その際、川底の汚染土を掘って汲み取り、土と混ぜて護岸にしてしまおう、というものです。
ゆくゆくは植樹などして、歩きやすくなるらしいです。

佐藤:とりあえずは護岸を作るところまで。という工事ですね。

北村:それと共に、もともとあった矢板が腐ってきている部分の耐震を補強する意味もあります。

佐藤:あの矢板はどこらへんまで入っているのですか?

北村:古くて当初の図面が無いらしく、おそらく10m位は入っているみたいです。今は水位を下げて工事を行っています。

佐藤:わからない事があった時、どうしていますか?

北村:作業に入る前に予習を繰り返して入りますが、始まってみないとわからない事もあります。そういう時は現場で作業をして一番よく知っている下請けの方に直接聞きます。
「なんでぇ。めんどくせぇなぁ」
と言いながらも皆さんしっかり教えてくれるんで(笑)

佐藤:職人さんに怒られる事はありますか?

北村:しょっちゅうです。「何言ってんだかわかんねぇんだよー。声デッケェだけでー!」って感じです。「すいませぇぇぇん!」って謝ります。でも職人さんって、その一瞬だけなんで、それが終わったら必ずフォローしてくれて、また仲良く話もできますし、とても有り難いと思います。皆さん一瞬一瞬を真剣に作業されているので、その作業の邪魔にならないよう、かつ流動的に作業性が上がるよう、物事を手配していかなければならないなぁ、と思っています。

佐藤:これまでに失敗したことと言えばどんなことですか?

北村:ただでさえ時間のかかる川の曲線の部分で、私の段取りが悪くて職人さんの作業を半日止めてしまったことが一番の失敗でした。その時は半分パニックになりました。

佐藤:大変だったのですね。

北村:でも今日の午前中に同じような作業をやりましたが、最小限の時間で出来てほっとしています。同じ間違いを繰り返さないに越したことはないので、沢山聞いて改善しました。

佐藤:どんなところにやりがいを感じますか?

北村:今日あったことなのですが、職人さんの作業にふと疑問を持ち、「一旦確認させて下さい」と言って作業を止めて確認したら、職人さんが「あ、勘違いしていた!」と言われました。ミスに気付けるようになる等、自分の成長を実感した時にやりがいを感じます。3ヵ月前は作業をただ見てるだけで何も考えて無かったですが、今は「この作業をやった後はどうなるのか」と、少しずつ考えられるようになってきています。

佐藤:3ヵ月でそんなに成れるなんて、すごいですよね!では仕事をやる上で大切にしていることは?

北村:この現場が決まったときも、計画書を読んだり、他の工事を調べてみたりみたりしました。このように「ある程度のビジョンを持って工事に挑んでいく」というのは、どこの現場でも大切な事だと思います。
また、安全についてですが、こういう現場だと事故が「死」に直結してくるので、例えば通路にひもやクギが落ちているなど、身近で普段みんなが気にしていないような小さなことでも、自分が気付き、危険に繋がる物は排除していこうと心がけています。

佐藤:設計を目指しているそうですが?

北村:設計を目指していますが、今は設計は一旦置いといて、「管理」というマネジメントを学ぼうと思います。「自分の裁量の範囲内でうまく動かせたら。」これが出来たら、絶対他でも役に立つと思います。現場でもCADを触ったりできますし、今は現場です!

佐藤:CADの図面などは主に誰に教えてもらっているのですか?

北村:図面は所長や現場代理人の方に、自分で考えてわからないところをピックアップして提出します。そうすると忙しくても教えて下さいます。

佐藤:なぜ設計を目指そうと思ったのですか?

北村:大学で学んだことがなかなか現場で活かせない中で、せっかく土木の学科を出ているので、一番現場で使える部分は…得意の「計算」しかないな。それが活かせるのは「構造設計」なんじゃないかな?と思うからです。管理もやりたい、構造設計もやりたい、欲だらけです。

川に浮かぶ船の上での作業。普段気づかないような危険をしっかり見極めなければなりません。

佐藤:キャリアプランをしっかり描いておられるのですね。現場によって学ぶ事は違うと思いますが、どんな時、勉強になりますか?

北村:私はこの現場しか知らないですが、「やっぱり所長はすごいな」と思います。私は何が間違っているのか探すのに時間がかかりますが、所長はビジョンをしっかりと持っておられるので、ミスにはすぐに気付きます。私に「ここを見直してみな」と言われ、見直してみるとミスにやっと気付き、「じゃあどうしたらいいの?」「ここをこう改善します。」「それならOKだね!」と私に考えさせてくれます。
できるだけ自分で考えて行動しますが、考えすぎてわからないときは紙に書いて、他の人に相談します。

佐藤:先程も所長さんと道でお会いしましたね。

北村:事務所にこもっていないで、よく現場に出て来られます。「現場を動かす為には自分も動かなければならない」と思っておられます。だから私も話を聞きやすいです。

佐藤:現場全体への思いが伝わります。すばらしいお手本ですね。

佐藤:ところで北村さんの休日のストレス解消法は何ですか?

北村:できるだけ「家でぐうたら」はやめようと思っています。外で友人の子供と遊んだり、大学の友人と会って沢山話をしてストレス発散します。人間だれでもミスはあります。どんな年代であれ関係なく、フォローしていきたいと思います。

佐藤:最後に、夢真の社員の方へメッセージをお願いします。

北村:どうせやるなら、仕事に楽しみを見出していく方がいいと思います。自分が出来ることを見つけて(まず名前を呼んでもらうだけでもいいです)それが達成できると嬉しいし、楽しさに直結していきます。自分ができることをどんどん充実させて、楽しく仕事をしてほしいです。
下を向いている人がいると、周りも暗く沈みます。上を向いている人がいると、泥臭い現場でも、相乗効果のようにいい雰囲気になっていくと思います。

佐藤:雰囲気がいいと仕事も楽しいし、良い循環ですね!
見習いたい点が多く、大変勉強させていただきました!これからもその意気で頑張って下さい!ありがとうございました。

社長がゆく 編集後記
佐藤 大央社長 お忙しい中、取材に協力頂きありがとうございます。北村さんは、初めての現場であるにもかかわらず、いきいきと今の現場の技術的なことを含めた魅力を話してくれたことがとても印象的でした。これからもがんばってください!!

担当営業 滝上 雅樹さん
取材のご協力有難うございました。印象に残った事は、仕事について楽しく語っていた事。
またお客様から非常に信頼していただいている事でした。
今後もイケメンを武器に楽しく仕事をしていただけることを期待してます!!

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