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空調服を活用するメリット4つ|空調服の注意点や選び方もあわせて紹介!

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公開日時 2022.08.12 最終更新日時 2022.08.12

空調服とは

空調服とは、夏場よく着用される扇風機付きの作業着のことを指します。
建設現場の施工管理職に在職していると、会社から空調服を支給されることもあるほどに重要な夏場の必需品となります。

今後建設業界に転職する予定もしくは検討している人はこの空調服について知っておいて損はないでしょう。

実際にどのような仕組みかというと、空調服付帯のモバイルバッテリーをポケットに入れて給電し、内臓の扇風機を作動させるというものです。モバイルバッテリーのスイッチを入れると、扇風機から外気を作業着内に取り込み、汗が蒸発することで、涼しさを感じることができます。そして消費エネルギーもエアコンに比べ少なくすむためコスパがよく、なおかつ環境への配慮も期待できる点が魅力です。

空調服の中には、モバイルバッテリーに扇風機の風力を調節できるものもあり、風力を強くしすぎると使用時間が短くなり、8時間未満でバッテリーを使い切ってしまうこともありますので注意が必要です。

空調服を活用するメリット4つ

建設現場での夏場の必需品とされている空調服を活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

空調服を着用する本人達のメリットはもちろんのこと、企業としても作業員に着用させることでのメリットもあります。そのため、会社からも夏場用に空調服を支給しているところも少なくありません。

例えば、現場全体の作業効率アップにつながったり、夏場の大敵である熱中症の防止にもつながったり、さらには体臭や肌トラブルが緩和できたり、エアコンより電気代が安く済むことでのコスパがよかったり、メリットがいくつもあります。

ここでは、空調服を活用するメリットを4つ紹介していきます。

空調服を活用するメリット1:集中力の維持と作業効率アップ

空調服を着用することで、今までにはなかった涼しさを体感できます。

それによって、暑さに対して、イライラする気持ちを抑制することができ、今まで起こっていた体内の水分不足もいくぶん改善できます。

また、大量の汗をかくことで、起きていた服装の不快感も、空調服を着ることによって、服装内の空気が流れ出し、今までの不快感が解消されることにもつながり、それによって作業員の現場での集中力、モチベーションも維持されるようです。

実際に、ある作業員に空調服を着てみた感想を聞いたところ、「着てみて納得。断然、作業に集中できます。」と空調服の良さを実感しているようです。

空調服を活用するメリット2:熱中症などの安全管理向上

メリットの2つ目としては、「現場の安全管理を向上させる」ということです。
これは、作業員自身というよりは、現場を監督する側にとってのメリットです。
空調服を導入することで、暑い夏でも作業員が快適に仕事をすることができるようになります。

今までだと、夏の熱中症対策として、水分補給の管理や休憩時間の管理などを確実にする必要があり、特に体力が落ちてきている高齢の作業員だと、すぐに気分が悪くなったり、体調不良になったりする場合があります。

空調服を作業員に着用してもらうことで、今までより高い熱中症対策を採ることができ、現場の安全管理としても効果を得ることができます。

これは施主、あるいは対外的にも、新しい安全対策を導入した建築現場としてアピールすることができます。

空調服を活用するメリット3:体臭や肌トラブル対策になる

メリット3つ目としては、夏場特に気になることが多い汗による体臭やお肌のトラブル対策にもなる点です。

作業中に大量の汗をかくことで、普段は気にならなかった体臭やニキビ・汗疹などの肌荒れが気になることもあるでしょう。

そんな時にも、空調服が活躍します。着用することで服内の空気の循環が促されるため、汗が気化され不快な体臭や肌トラブルが緩和されます。

空調服を活用するメリット4:現場でエアコンを使うよりコスパがいい

作業現場の事務所にはエアコンがあることが多いですが、そのエアコンを使用するよりも各々で空調服を着用していたほうが電気代の節約になります。

実際に、ある空調服を6Vで1日8時間稼働して、充電式バッテリーを使用した場合は1ヶ月の電気代が約50円未満というデータもあるそうです。

一方、エアコンは冷房運転時には1時間あたり約2円~33円の電気代がかかります。つまり、エアコンを約2時間使用するだけで、空調服8時間分のコストがかかっていると言えます。

空調服は、エアコンの4分の1のコストで利用できます。コスパがよいというのも納得です。

作業員に空調服を着用させることで企業としてのメリットも大きいうえに、環境への配慮や社会貢献にもつながっています。

空調服の注意点7つ

これまで、空調服のメリットについて説明してきましたが、一方で着用の注意点もあります。ここからは、空調服の注意点7つをご紹介します。

空調服は、通常の衣類と異なり、扇風機がついていたりバッテリーがついていたりするため、長期的かつ安全に使用するためにはいくつか注意しておきたい点もあります。

例えば、空調服購入にかかるコスト、バッテリーなどの保管方法、効果を得るための着こなし方等が挙げられます。詳しくは以下に紹介しています。

空調服の注意点1:コストと動きやすさは普通の作業服に劣る

空調服は、その機能性の高さからもわかるように、通常の作業着に比べると値段が高くなる傾向にあります。衣類だけではなくモバイルバッテリーや扇風機の費用も上乗せされ、トータルコストが割高です。平均で1着2万円程度といわれています。決して安い買い物ではありません。

また、空調服に扇風機がついており、それを動かすバッテリーも着用時にポケットに収納しなくてはいけないため、通常の作業着より重量があります。そのため、作業中の動きにくさがでてくることもあるでしょう。

空調服の注意点2:温度調節するものではない

本来空調服の扇風機は、外気を取り入れて内部の空気の巡りをよくすることにより熱を逃がす機能はあります。その一方で、エアコンと異なり温度を上げたり下げたりするなどの温度調節する機能はありません。

例えば、外気温が暑すぎると、内部に取り込む空気も生暖かくなり、涼しく感じにくいこともあります。このような事態は、夏場特に屋外で作業している場合には、よく起こりうることであるため、何かしらの対策が必要となってきます。

空調服の注意点3:効果を得るには着こなしが重要

外気温が高い場合でも、涼しい効果を得るためには、空調服着用の際の着こなしに注意が必要です。

そもそも、自分が汗をかけばその分その気化熱で涼しく感じるため、着用時はこまめな水分補給を意識するとより効果を感じやすくなります。また、空調服のインナーは吸水性の高いものを選ぶことで気化熱を発生させやすくすることができます。

最近ではより涼しく感じるように保冷剤ポケット付きの空調服も販売されています。上記着こなしをしても涼しさを体感しにくい場合は、空調服自体の機能性が高いものを選ぶのも一つの手です。

空調服の注意点4:使用環境による影響

空調服は、外気を内部に取り込む特性上、ほこりや粉塵が多い現場での着用はおすすめできません。

もし、ほこりなどが多いところで着用すると、扇風機が空気と一緒にほこりも内部に取り込んでしまうため、空調服や中に着用しているインナーが汚れてしまう原因にもなります。

また、濡れている場所での使用も、バッテリーや扇風機の故障につながる恐れがあるため使用を控える等の注意が必要です。

空調服の注意点5:ファンの作動による影響

空調服は作動させると、空気を取り込むため常にふくらんだ状態になります。このため、着ぶくれしたように見えてしまうことも注意が必要です。扇風機を作動中は服が膨らんでいることによる作業中の動きにくさもでてきます。

扇風機の作動音は、約1m~2mの近距離で聞こえる程度です。例えば、人が密集する通勤電車や密室など、静かな場所では音が気になることがあるため、着用時の場所がどこなのかにも配慮が必要です。

空調服の注意点6:バッテリーの劣化

空調服に欠かせないバッテリーの劣化にも注意が必要です。バッテリーを長持ちさせるためには、着用していないときの保管状態が重要です。

一般的に保管時のバッテリー残量は、30%~50%の間にしておくと劣化が抑えられると言われています。これが、バッテリー0%もしくは満タン100%の状態にして保管してしまうと、電池の劣化につながり早く寿命を迎えてしまいます。そうならないためにも着用時だけではなくオフシーズンの保管時にも注意を払いましょう。

空調服の注意点7:デザインのバリエーションは少なめ

空調服は従来、現場作業での着用が中心となっていたため、色やデザインは比較的シンプルです。デザインは、大きく半袖タイプ・長袖タイプ・ベストタイプの3パターンで、カラーについてはほぼブラック・ホワイト・ベージュ等の定番色のみのバリエーションです。そのため、普段着に比べると少ない傾向にあります。

しかし近年は、レジャーやアウトドアでの空調服の需要も出てきていることから、徐々にバリエーションは増加傾向にありますので、今後のさらなる増加に期待したいところです。

空調服の選び方5つ

空調服の選び方5つ

ここまで、空調服についてのメリットと注意点を解説してきました。

では実際に空調服を選ぶ際に、何を基準に選べばよいでしょうか。まだまだバリエーションが少ない方とはいったものの、日常生活で着用する機会が少ない空調服を選ぶのは迷ってしまうという方も少なくないでしょう。

空調服は平均して1着2万円程度といわれています。なかなか衝動的に購入というわけにはいかず、購入して1か月程度で空調服が壊れてしまっては心配です。だからこそ、選び方には、慎重に吟味していく必要があるのです。

ここでは、4つの切り口(素材、形、色、メーカー)に焦点を当ててそれぞれの特徴や選び方のポイント等を解説していきます。

空調服の選び方1:素材で選ぶ

空調服を選ぶ際の1つ目のポイントは、素材です。使用する現場に適した素材、着心地を重視した素材等、実際の利用シーンに合わせた素材選びが重要です。

具体的な素材の種類は、ポリエステル素材、綿素材の大きく2種類に分けられます。ポリエステル素材の特徴は、生地の気密性が高く内部にしっかり空気を取り込み充満させることができます。素材も軽量で、耐久性に優れている点も魅力です。しわがつきにくいという点も洗濯をする必要があるからこそ、欠かせないポイントです。

一方綿素材は、汗をよく吸収することが特徴です。そのため、高温多湿の現場に適しています。綿素材ならではの肌触りのよさや着心地の良さも魅力です。

そのほか、屋外作業に適したUV加工が施された素材の空調服も販売されています。

空調服の選び方2:形で選ぶ

空調服は一般的には長袖、半袖、ベストタイプの3種類です。メーカーによってはつなぎタイプもあります。また、ボトムス部分に扇風機がついているものもあり、選択肢は広がりつつあります。

長袖タイプは、一見夏場には暑そうに見えますが、密封性も保たれて内部の空気がしっかり循環できるため、見た目ほど暑さは感じにくいです。

半袖タイプは、夏にふさわしく、動きやすい形で人気があります。特に袖があると不便な現場仕事をしている人におすすめです。

ベストタイプは、近年使い勝手が良いということで注目が集まっているタイプです。このタイプは、仕事でだけでなくレジャーでも着用しやすい形です。

また、高所作業では必須の墜落制止用器具であるフルハーネスに対応した形の空調服もあります。

空調服の選び方3:カラーで選ぶ

空調服のカラーについては、ブラック・ベージュ・ホワイト・ネイビーあたりが定番色で人気があります。カラーバリエーションは日々増えてきているものの、仕事で使用する場合は、その企業のカラーに合ったものを選ぶというのも選ぶ際のポイントの1つです。ほかの作業員と比べて明らかに異なる作業着では、悪目立ちしてしまう可能性もありますので注意が必要です。

いくら自分の好みのデザインやカラーだとしても、仕事場で着用して差しさわりないかという視点は忘れないようにしましょう。

また、レジャー・アウトドア需要もあり、迷彩柄やピンクやブルー等の明るい原色系の空調服も販売されています。

空調服の選び方4:メーカーで選ぶ

4つ目の空調服を選ぶポイントとしてあげられるのが、大手有名空調服メーカーで選ぶ方法です。例えば、扇風機部分も一貫して生産している村上被服、老舗のアイトス、サンエス、ビッグボーン等は、大手有名空調服ブランドといえます。特に村上被服に関しては、他社が扇風機は別の扇風機メーカーから取り寄せているなか、自社で扇風機の生産もしている点は注目です。

大手空調服メーカーで空調服を選ぶメリットとしては、まず大手たるゆえんの揺ぎ無い信頼感があるという点です。そのほかのあまり名の知れていない、メーカー商品を購入することに抵抗がある人や初めて空調服を購入する人にはおすすめです。

空調服の選び方5:商品の販売継続性

商品の販売継続性も選ぶポイントとして重要です。しばしば、比較的安価な空調服を選んでしまうと、その空調服が購入後に廃盤になる、もしくはすでに廃盤になっていることがあります。

仮に廃盤になった場合どうなるのでしょうか。購入後の不具合が起こった場合にサポート・交換等のフォローが受けられないことがあります。

近年、空調服も安い海外製のものが多く出回るようになり、手の届きやすい価格帯で販売されていますが、その分競争も激しくしばしば廃盤になるケースも少なくありません。

その点大手空調服ブランドは、購入後のサポートもしっかりしており安心感があります。このように、商品の販売持続性によって選ぶ事も大切なことです。

今後も改良が進む空調服に期待大

空調服の価格はデザインや素材、あるいはバッテリーの稼働時間によって異なりますが、多くの場合は1着2万円以内で購入することができます。
また、バッテリー性能の向上(稼働時間の増加、軽量化)など、今後も改良が進みそうです。
空調服は熱中症対策や作業員の作業効率化を図る上でも、非常に高い効果が期待できます。
暑い夏を乗り越えるためにも、ぜひ導入を検討してください。

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