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土木工事の施行管理者なら分かって当たり前。黒部ダムの水力発電量は国内何位?

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公開日時 2023.04.15 最終更新日時 2023.04.15

土木工事の施行管理者なら分かって当たり前。黒部ダムの水力発電量は国内何位?
ここでは、黒部ダムの概要や、どのくらいの水力発電量を誇るのか、またその水力発電量は日本で何位なのか、などについて解説します。黒部ダムの大きさは日本一ですが、水力発電量はどうなのでしょうか。

黒部ダムとは

黒部ダムとは


黒部ダムとは、日本一の高さを誇り、ダムの王者とも言われているダムです。その高さはなんと186mです。総貯水量は約2億トンになります。立地としては富山県東部に位置します。管轄は関西電力で、発電専用のダムです。

黒部ダムの着工は1956年で、工費は513億円かかっています。また1,000万人ほどの労力がかかっており、国内屈指の大規模なダムです。ちなみに完成まで7年かかっているので、1963年に完成しました。

余談ですが、ダムの工事では171人が命を落としています。現在は技術が進歩し、ダム建設時の安全管理も徹底しています。しかし黒部ダムが建設されていた当時は技術的にも安全管理的にも未熟な部分があり、結果的にこれだけの人命が犠牲になりました。

しかしこれだけの費用、労力、犠牲の上に黒部ダムは成り立っており、黒部ダムの壮大さを裏付けるエピソードにもなっています。

黒部ダムの水力発電量と活用事例


黒部ダムの発電所は黒部川第四発電所です。水力発電量は年度によって異なりますが、およそ33万kWほどになります。また黒部川第四発電所の水力発電量は、名前の通り日本で4番目です。

年度によって順位は変動するのですが、年度によって4位、3位、といったところです。ちなみに1位~3位は、奥只見発電所(福島県、56万kW)、田子倉発電所(福島県、40万kW)、佐久間発電所(静岡県、35万kW)となっています。

データが数年前の比較になり少し古いのですが、現在も大きく変動しているわけではありません。ちなみに過去50年の統計だと、もっとも1位になったことが多いのは佐久間発電所です。

黒部ダムは観光地としても有名で大きさは日本一です。そのため水力発電量も日本一と勘違いされがちなのですが、実はもっと水力発電量の多いダムが存在するということでした。

黒部ダムの大きさは日本一

黒部ダムの大きさは日本一ですが、残念ながら水力発電量は日本一ではないということでした。年度によって水力発電量は変わってきますが、数字的に見て、今後も1位に輝くのは難しいでしょう。
ダムの問題ではなく立地によって降水量等が変わってくるので、仕方のないことです。とはいえ観光地として有名で人気のダムなので、副次的な収入があります。


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