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公開日時 2019.12.06
最終更新日時 2022.04.06

施工管理必見!建設現場で活躍する重機の教養:ミキサー車のサイズと特徴

建物や地面など、工事現場の多くの場面で欠かせないのが「コンクリート」です。そのコンクリートを運ぶために活躍するのが「ミキサー車」と呼ばれる車です。
ここでは、ミキサー車についてサイズや特徴を紹介していきます。

ミキサー車とは

街中で回るドラムを備え付けた大きな車をよく見かけるでしょう。それが「ミキサー車」です。
ミキサー車はぐるぐると回る「ドラムシェル」の中に生のコンクリート(通称生コン)を入れて、生コンの材料がよく混ざり合うようにしながら運ぶことのできる重機です。

ミキサー車が必要になるのは、生コンは工事現場では作ることができず、コンクリート工場で製造されるためです。
生コンの原料は比重が異なるため、ドラムシェルを回し続けて常にかき混ぜておかなければ、分離して使い物にならなくなってしまいます。
ミキサー車に付いているドラムシェルの中には、ミキシングフレームと呼ばれる羽が中に入っており、生コンを絶えずかき混ぜているのです。

ミキサー車のサイズと特徴

必要となるコンクリートの量が多ければ、大型のミキサー車を使うと効率良く運べるでしょう。
しかし、大型のミキサー車は通れる道路が限られています。
そのため、施工管理者は道路の道幅を把握した上で、ミキサー車を選ばなければなりません。
コンクリート工場から工事現場まで狭い道路しかない場合、小型のミキサー車で何度かに分けて運ぶことになります。
サイズと種類は次の通りです。

・11t車
全長が約9.1メートルの大型のミキサー車です。
積載量が多い一方で、道幅6メートル以上の広い道路でないと通れません。

・10t車
全長が約7.9メートルの大型ミキサー車です。
大きいタイプですが、11t車より一回り小ぶりに作られています。

・5~8t車
全長が約6.3~6.5メートルの中型のミキサー車です。
積載量は11t車の半分程度ですが、5メートル程度の道幅の道路を通れます。

・4t車
全長が約5.8メートルのやや小ぶりなミキサー車です。

・2~3t車
小型のミキサー車で、全長は5~5.3メートル程度です。
積載量は少なめですが、小回りが利き、道幅4メートル程度の道路を通れます。

全長は大型と中型、小型でかなり差がありますが、全幅はそれほど差がありません。
11t車と10t車が約2.5メートルで、5~8t車だと約2.3メートルです。
2~3t車だと1.8メートル程あります。

大型のミキサー車から小型のミキサー車まで活躍する

ミキサー車は街づくりに必要となる生コンを運ぶために必要な重機です。
大型のミキサー車だと全長が9メートルを超え、一度に大量の生コンを運ぶときに役立ちます。
小型のミキサー車は、一度に運べる生コンの量は少なめですが、狭い道路を通るときに活躍します。
様々な場面で色々なサイズのミキサー車を使い分けましょう。

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