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公開日時 2019.11.22
最終更新日時 2022.04.06

【設計図・報告書など】施工管理・工事に必要な書類の知識:技術者経歴書の概要と目的

施工管理・工事を行う会社や業者などが、県や市に提出が義務付けられる、技術者経歴書について、その概要と活用方法を解説していきます。なぜこのような書類が必要なのか、その重要性と意味をしっかりと知っておくことで、よりスムーズに業務が行えるようになるでしょう。

技術者経歴書とは

建設会社や業者において、どのような技術者が在籍しているのか、施工管理や様々な工事を行う資格があるのか、確認するために市などから提出が求められる経歴書のひとつです。基本的に必要となる記載項目をいくつか紹介します。

■実務経験について
・実務経験年数
・業務期間
・業務内容
・延べ関わり期間

■業務上の役割(例)
・技術総括
・総括職員
・照査技術者
・主任監督職員
・管理技術者
・監督職員
・主任技術者
・担当職員
・担当技術者
・補助職員
・補助担当者
・作業員
・補助作業員
・現場代理人
・現場技術者

※出典:国土交通省「技術管理者の経歴の記載方法

提出する先によって形式は変わりますが、名前から最終学歴、法令によって定められている免許や、実務経歴などを記載する必要があります。
また、作業の企画から寸法施設の業務諸元や、施工方法などの業務内容について情報を求められることもあります。
例えば、大阪府の高槻市では、免許の取得年月日などのより詳しい情報を要求されることもあるため、自分たちが所属している地区で求められる内容について、事前に確かめておきましょう。

技術者経歴書の目的と活用方法

技術者経歴書は建設業者として、しっかりと自覚を持った技術者が在籍しているのか、内容通りに建設現場で業務を行えるような資格があるのかを証明するための書類です。裏を返せば、「自分たちの会社はしっかりと国から認められた免許を持っている技術者がいる」というアピールにも繋がります。技術者の入れ替えや新しい資格を取得した際などに、提出し直す手間はあります。ですが、業務に携わることができる力を証明するとともに、周りから信頼を得るためのツールとしても役立ちます。また、どのような技術者がいるのか再確認し、人員のバランスを整え、現場をより安全に管理したりするなどの活用方法も考えられます。

技術者経歴書は信頼できる会社であることを証明するツールにもなる

技術者経歴書は市などに、どのような技術者が在籍しているのか正確に伝えるためのものですが、同時に信頼できる会社や業者であるかどうかを証明する書類にもなります。国による免許や、建設業務に携わることができる優秀な技術者がいることを認知してもらうことができれば、より多くの人に興味を持ってもらえる機会も増えることになるでしょう。

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