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プラントエンジニアが激務な11の理由|悩んだ時の対処法と働くメリットも解説

働く
公開日時 2023.02.28 最終更新日時 2024.04.09

プラントエンジニアと聞いて最初に思い浮かぶのは「激務」という言葉でしょう。

この記事では、プラントエンジニアの仕事内容やほかの職種と比べて激務である11の理由に加えて、激務ゆえに得られるメリットを紹介しています。

また、プラントエンジニアを続けるかどうか迷った場合の対処法も併せて解説しています。

本記事を読むことでプラントエンジニアへの理解が深まり、自身の進退について考えるキッカケが生まれるでしょう。

プラントエンジニアは激務?

プラントエンジニアは激務と言われていますが、配属される部署や時期によっては激務になると言えます。

たとえば、案件を受注した場合だと残業は当たり前に行われており、勤務地によっては単身赴任になることがしばしば見受けられます。

また、案件の規模が大きくなれば関わる作業員も増えるため、現場の人間関係に消耗してしまうパターンもあるでしょう。

案件がないときであれば激務とは程遠く、書類作成などをメインに行います。

プラントエンジニアの主な仕事内容

プラントエンジニアは、プラント施設の設計から稼働に至るまでの業務を担います。

その中でもプラント設計がメインになることが多く、施設をスムーズに稼働させるための膨大な知識やスキルが求められるでしょう。

また、プラント設計業務は「基本設計」と「詳細設計」の2つから構成されており、同じ設計でも役割が異なります。

ここでは、「基本設計」と「詳細設計」について解説します。

基本設計

基本設計は、基本設計技術者が担当し、工場設備の配置計画を行います。

おもにボイラーや焼却炉、敷地内の道路などプラント設計の大枠となる部分を設計していきます。

プラントを効率よく稼働させるには、各設備を最適化させる必要があり、環境への配慮も含めたレイアウトが欠かせません。

基本設計技術者は、プラントの土台となる基本設計を一手に担う仕事です。

詳細設計

詳細設計は、プラントのさらに細かい部分を設計していく仕事です。

内容は多岐に渡り、建設設計や配管設計、機械設備や装置の設計などが詳細設計にあたります。

業務には詳細設計技術者が担当し、担当するプラントについて高度な知識や専門的なスキルが求められます。

また、建築や土木に関する知識も必要とされるため、幅広い分野に精通していることが望ましいでしょう。

プラントエンジニアが激務といわれる11の理由

プラントエンジニアは、工程が進むにつれて忙しくなってきます。

仕事の流れとして、基本設計を行って予算の見積もりに入ります。次に詳細設計に取り掛かり物資の調達や製作を終えた上で工事・試運転、引き渡しという流れです。

それぞれの工程は簡単なものではなく、規模によって長期化することもあるでしょう。

ここでは、プラントエンジニアが激務といわれる11の理由を紹介します。

1:業務担当の範囲が多い

プラントエンジニアは、1人の担当者が広範囲に渡って業務を行います。

プラントは機械分野や土木、電気計装分野などの技術の粋を集めた建造物です。1つの分野を設計するにしても、さまざまな機械から成り立っているため、自ずと担当する範囲が広くなるでしょう。

また、プラントエンジニアは全工程に関わることから、幅広い業務をこなす必要があります。

2:残業が多い傾向がある

プラント業界は、納期厳守であるため残業が多くなる傾向があります。

事前に想定した工程通りに進んでいれば問題ありませんが、何らかのトラブルで業務に遅れが生じた場合、納期に間に合わせるために残業が増えます。

とくに作業工程の後半部分に入ると、現場に張りつくことも珍しくありません。

また、複数の案件を並行して行うことがあるため、プラントエンジニアは残業になりやすいと言えるでしょう。

3:出張・異動が多い場合がある

プラントエンジニアは勤務地が不特定であることが多く、長期出張が頻繁に行われます。

定期メンテナンスに数週間、新たにプラントを立ち上げる際には数ヶ月かかります。行き先によっては数年に及ぶこともあり、直行直帰が難しいケースもあるでしょう。

また、海外への異動を命ぜられるケースもあり、日本とは異なる文化での業務は心身ともに多大なストレスにさらされます。なお、外国語に堪能でない場合にはこの限りではありません。

4:扱う機器が多い

プラント建設は膨大な機器の集合体です。

受注するプラントの規模にもよりますが、数百ほどの機器がプラントには詰まっています。

扱う機器の多さから、機器ごとの仕様書や受領書の作成、図面確認、取合確認などの対応に追われやすくなるでしょう。

また、大型機器の場合には数度の打ち合わせを重ねることや、機器数の多さと比例して確認事項が増えていくことから、多大な労力を費やします。

5:チェックが厳しい

精密機器が詰まっているプラント建設は、1つの確認ミスにより大きな損失を生じてしまうリスクがあります。

そのため、施工する企業はチェック体制を強固にし、何重もの確認作業が行われます。何らかの懸念が払拭できない資料は差戻しの対象となるため、質が高い資料が要求されるでしょう。

リスクを減らすためにやむを得ない作業ではありますが、チェックが厳しいことも激務と呼ばれる理由の1つです。

6:責任が大きい

プラントエンジニアにかかるプレッシャーは大きいものです。

プラントはさまざまな機器が連動して稼働しているため、1つのミスがプラント全体に影響を与える恐れがあります。

納期が迫っている中でも、正確で迅速な業務が求められることから精神的に負荷がかかりやすい仕事です。

また、プラント事業には莫大な予算がかかっており、さらには国家事業として行う場合もあるため、大きな社会的責任を負うことになります。

7:制限なく働くことができる

プラントエンジニアの特徴として、自身の意思によって制限なく働くことができます。

設計から稼働に至る工程において、プラントの仕事は情報量が多く、納期内であればどこまでも仕事に時間を費やすことが可能です。

個人の裁量にもよりますが、周りからは激務に見えても当人は自身の意思で仕事をしている場合があります。

激務を避けたい場合には、「こだわり」の線引きを自身で定めておきましょう。

8:人間関係が厳しい

プラント建設の現場は大規模であるため、社内外問わずさまざまな人が関わっています。

プラントエンジニアという立場上、他部門や外注業者との関係を保たなければなりません。

また、自身よりも年齢やキャリアが上の作業員に対して指示を出すこともあるため、人間関係の調整に疲弊してしまうケースもあるでしょう。

現場の潤滑油となり、上手な人間関係を構築することは容易ではありません。

9:書類作成が多い

プラントエンジニアは、扱う機器や関係機関の多さから膨大な書類作成に追われます。

たとえば、購買仕様書や社内引継書、国や自治体への申請書や社内プレゼン資料などが挙げられます。さらに、打合せ議事録やデザインレビュー用の資料なども作らなければなりません。

全ての書類作成は手を抜かずに現場作業と並行して行うため、受注したタイミングから忙しくなります。

10:納期に追われる

プラント建設は、案件を受注すると同時に引渡し日が決まります。

納期から逆算して工程が組まれるため多少の余裕は生まれるものの、納期に追われる日々が続くでしょう。

工程のどこかで何らかのトラブルや変更があった場合、仕様の見直しなどの対応に追われることから、残業して間に合わせるケースもあります。

公共事業としてのプロジェクトである場合が多いため、常に納期との戦いになるでしょう。

11:家に戻れない場合がある

プラントエンジニアは僻地での勤務の傾向があるため、状況によっては現場付近の宿泊施設を利用することが多々あります。

とくに天然資源を活用するプラント建設では、インフラが整っていない地域や人里離れた過疎地に赴くケースがあります。自宅からの交通手段が限られている場合には、直行直帰が難しくなるでしょう。

また休日出勤も多く、家族との時間が持ちにくくなることもあります。

プラントエンジニアが激務であるゆえのメリット

プラントエンジニアが激務であるゆえのメリット

プラントエンジニアは時期や規模によって激務になりがちですが、激務であるがゆえに得られるメリットもあります。

前提として、プラントは人々の生活を向上させるために建設する場合が大半です。営利目的という側面はあるにしろ、結果として安定した日常生活に貢献している面が大きいでしょう。

ここでは、社会貢献も含めたプラントエンジニアとしてのメリットを紹介していきます。

やりがいのある業務もある

プラント事業は成果物として残るため、やりがいが十分にある仕事と言えます。

地図に残る仕事というのは、誰の目から見ても大変な業績であり、プラントが果たす役割を考えてみても携わる意義は大きいです。

稼働までの工程は決して容易ではありませんが、完成したときの達成感は何物にも代えがたいものです。

マネジメントスキルが身につく

プラントエンジニアは、単独ではなく他部門や外部と連携して業務遂行にあたります。

プラント建設現場では、プラントエンジニアが指示を出す立場になることが多いです。

スムーズな業務を行うために、どのタイミングで誰に仕事を振るかが重要になってくることから、考えて指示をするマネジメントスキルが磨かれていきます。

納期までに効率的な作業工程を組み立て、適材適所を見極める力は職種に関わらず重宝されるスキルです。

年収が高い傾向にある

プラントエンジニアの年収は、ほかの職種よりも高い傾向にあります。

国税庁によると令和2年の平均年収は約430万円で、プラントエンジニアの平均年収は約540万円だと言われており、約100万円高い給与を得ていることになります。

入社したてのころはサポーターに回ることも多いため収入は伸びませんが、経験を積んでいきスキルを身につけることで所得が増えていくでしょう。

社会貢献度が高い

プラントエンジニアは、近年注目されている環境問題の解決に貢献しています。

プラントの種類は生活に直結する事業が大半です。たとえば、自然エネルギーから電力を生み出したり、汚染水を浄化し飲料水へ変えたりします。生活の質を向上させる実感が得られやすいのもプラント業界の特徴です。

国内だけでなく世界中で需要があるため、社会貢献度が高い仕事と言えます。

激務で悩んでしまったときは

プラントエンジニアに限らず、激務により今の仕事を継続するかについて悩むことはよくある話です。

その仕事に対するモチベーションの低下が、入社した当時の心境を上回った場合に自身の進退について考えることがあるでしょう。

そのような状態に陥った場合の対処法として、2つの選択肢を紹介します。

同業種の別企業へ転職する

プラントエンジニアの仕事に不満がない場合には、同業種の別企業への転職を検討してみましょう。

たとえば、保全業務をメインに行う企業に就くことで、プライベートの時間を確保しやすくなります。

プラント建設は部門ごとでも労働条件が異なる可能性があるため、転職活動をする際の参考にするといいでしょう。

なお、現在の職務をこなしつつ転職先を探すことは容易ではないため、根気よく行う必要があります。

別の業種へ転職する

プラントエンジニアは、数多くの機器を運用したり現場の管理を行ったりするため、広い経験値を蓄えています。

プラント建設の現場で得たスキルや知識は、別業種においても十分に活用できるでしょう。

エンジニアスキルを活かすなら重工業メーカーへ、コミュニケーションを活かした仕事に就きたい場合は営業職などへの転職があります。

業務を担当する範囲が広いため、異業種に就いても通用しやすいと言えるでしょう。

激務だからこそのメリットもあることを理解しよう

プラントエンジニアは決して楽な仕事ではありません。

納期に追われ人間関係に配慮しつつ、トラブルがあれば一番に駆けつける必要があります。出張や異動により自宅に戻れないこともあるでしょう。

しかし、激務を超えて得られるメリットも大いにあります。収入だけでなく、達成感ややりがいといった目に見えない部分が満たされる経験は多く出来るものではありません。

プラントエンジニアのメリットに注目することも大切です。

ですが、もしどうしても激務に耐えられない場合は、前項で紹介したように転職も検討してみましょう。

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