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1級&2級管工事施工管理技士保有者の転職先で行う仕事は?資格取得の条件も解説

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公開日時 2023.03.23 最終更新日時 2023.10.27

目次

1級&2級管工事施工管理技士の資格とは


1級&2級管工事施工管理技士は国家資格の施工管理技士の1つです。試験は第一次検定・第二次検定(令和2年度までは学科試験・実地試験)の2段階あり、両方に合格すると資格取得できます。

管工事に携わるために必須の資格ではありませんが、学歴に応じた実務経験年数により受験資格が得られるため、技術者が管工事専門にステップアップしていくなかで取得することが多いです。

出典:1級管工事施工管理技術検定|一般財団法人 全国建設研修センター

1級&2級管工事施工管理技士保有者の転職動向


管工事は住宅やオフィス、商業施設などあらゆる建物に欠かせない工事です。資格を持っていなくても経験を積んでいける仕事ですが、資格を持っているとより多くの種類の現場で活躍できるでしょう。

また、1級&2級管工事施工管理技士の資格を持つ人は少ない上に高齢化が進んでいて、若手の有資格者が不足している現状です。近年の建設工事は技術などが高度になり複雑化しているため、業界では1人でも多くの若い技術者を獲得したいという傾向があります。

1級&2級管工事施工管理技士保有者の需要が高い理由4つ

1級&2級管工事施工管理技士保有者の需要が高い理由4つ


1級&2級管工事施工管理技士の資格保有者は管工事において必要とされる人材です。世の中のほとんどの建物には水道やガス、空調など管工事による設備が備わっています。今後もそれらが無くなることは考えられないため、活躍の場は多くあるでしょう。

管工事施工管理技士の資格保有者が必要とされている理由を4つのポイントで解説していきます。

1:多くの建物は配管工事が不可欠であるため

キッチンや給湯器、お風呂やトイレなど身の回りを見渡してみると管工事によって成り立っているものが多くあります。住宅だけでなくショッピングセンターや病院など、人が生活している場所には配管が必要不可欠といえます。

よって、配管工事はライフラインにおいて重要なものです。故障など不具合が生じては生活が不便というだけでなく事故や火災の原因にもなりかねません。

新しい建物を工事するときだけでなく、故障した際の修理や日々のメンテナンスにも管工事の需要は高く、そのすべての現場で必要とされる管工事施工管理技士の資格保有者にとっては活躍の場が多くあるといえます。

2:建設工事のなかでも特殊な施工であるため

建設工事には都道府県知事や国土交通大臣の許可を受けた業者でないと工事を行えないよう定められたものがあり、管工事もその1つです。

許可を得るためには1級管工事施工管理技士などの資格が必要です。資格保有者が不足しているため、資格を持っていれば様々な現場で必要とされるでしょう。

出典:業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)|国土交通省

3:資格保有者自体が不足しているため

近年、建築業界の需要は高まっていますが、人手不足は深刻な問題となっています。業界の低迷が長かったことが影響し、特に若手の技術者が離職してしまいました。管工事施工管理技士の人手不足も例外ではありません。

実務経験によって受験資格が得られる管工事施工管理技士の資格保有者が増えることはなく、減少傾向のままです。資格保有者の高齢化も問題となっており、今後ますます需要が高まることが見込まれます。

4:審査で加点の対象となるため

建設会社が公共事業を入札する際は「経営事項審査」を受けなければなりません。この審査において、従業員のなかに管工事施工管理技士の資格保有者がいると加点され、技術力が高い会社として評価されます。

企業では現状、有資格者が不足しており、より多くの資格保有者を集めたいと考えています。応募資格に1級&2級管工事施工管理技士を持っていることを記載したり、入社後に手当てを支給したりするなど、より良い待遇を用意していることもあるでしょう。

1級&2級管工事施工管理技士の主な転職先企業


建設工事に管工事は必要不可欠なものです。1級&2級管工事施工管理技士の資格を持っていれば、建築関係だけでなくガスや給水、空調などの設備会社、配管工事会社など活躍の場は多岐にわたります。

管工事施工管理技士は実務経験がなければ取得できない国家資格なため、資格を持っている技術者を採用したいと考える企業は多いでしょう。主な転職先として次の2つを紹介します。

派遣会社への登録

1級&2級管工事施工管理技士の資格を持っているのであれば、一つの企業に就職するのではなく、派遣会社に登録していろいろな現場で経験を積むという働き方も可能です。

努力次第で収入をアップすることができ、ライフスタイルに合わせた働き方もできます。たくさんの現場で経験を積みたい人だけでなく、定年退職後に資格を活かして管工事の仕事をしたい人にも派遣会社への登録はおすすめです。

大手のサブコン

サブコンというのは工事を請け負う企業の下請企業のことで、すべての設備工事を行う総合設備会社や管工事や電気工事、電気通信工事など特定分野の設備工事を行う会社などがあります。

1級&2級管工事施工管理技士は管工事に特化したサブコンへの転職がとても有利になります。大手のサブコンへの転職を考える場合は管工事施工管理技士の資格は必須となることも考えられるため、1級を取得しておくのがよいでしょう。

1級&2級管工事施工管理技士保有者の転職先で行う仕事6つ


1級&2級管工事施工管理技士は現場で実際の作業を行うというより責任者として監督することが主な仕事ですが、ビルや商業施設、一般住宅から工場まであらゆる建物に管工事は必要であるため、仕事の内容も様々です。

ここからは、転職先で行う可能性がある6つの仕事内容を解説します。

1:管工事の監督を行う

管工事施工管理技士は転職先で専門的な知識や技術を活かして、管工事全体を監督する役割を担うことができます。作業を安全に行うことも大切ですが、管工事は人々が生活している場で行うため、事故を起こさず現場全体の安全を確保することが重要です。

工事の規模が大きくなるほど配管の種類が増え、複雑になるためより高度な施工管理や工程管理の能力が必要となります。

2:ガス管やダクトを設置する業務を行う

転職先でダクトやガス管の設置などに携わる場合あります。ダクトは建物全体に空気を送って汚れた空気などが排出されるよう設置し、ガス管は不備なく安定した供給ができるような配管をします。

ガス管やダクトに不備があると、重大な事故を引き起こす要因ともなりかねません。ガス管やダクトの設置には専門知識が必要で、機能性を考慮するだけでなく安全性も考えた上での配管工事が求められます。

3:プラントの保守・運転・点検の業務を行う

プラントの保守・運転・点検の業務も転職先で行う可能性のある仕事の1つです。プラントは化学・発電・石油精製など様々な種類があり、プラントの管工事に関わるには管工事施工管理技士としての知識や技術、それぞれのプラントに関する専門的な知識が求められます。

また、プラントには多種多様な機械や設備があり、24時間稼働している場合もあります。十分に性能を発揮して安定した操業を続けるためには日々の点検や修理、メンテナンスは欠かせないでしょう。発電所などの大型プラントには定期検査が法令で定められていることもあります。

4:マンション設備の品質を管理する業務を行う

不具合や事故が起こらないよう適切な配管工事を必要とするマンションに管工事は欠かすことができないため、転職先として管工事施工管理技士の活躍の場は多くあります。

マンションで生活する人々が安心して安全に暮らせるように、管工事の修理や点検、保守などが仕事です。新築を建設する場合は、構造などを考慮して配管設計から工事まで、事業主や他の工事担当者など多くの人と関わりながら行います。

5:空調設備の保守を行う

建物の空調設備のメンテナンスも管工事施工管理技士の転職先での仕事の1つといえます。空調設備には温度・湿度・気流の調整、空気清浄といった役割があり、建物では配管によってこれらは保たれています。

オフィスビルや商業施設、病院などでは空調設備が正常に動いていることは重要です。故障すればその施設にいる人々の活動を脅かし危険にさらすことにもなりかねません。常に快適な状態を維持できるように点検や保守といったメンテナンスが必要です。

6:営業が受注した工事管理の事務作業を行う

工務店やハウスメーカーなどで営業が受注してきた新築施工、住宅リフォーム、オール電化などの工事に関する事務を行うことも管工事施工管理技士の転職先での仕事です。

営業から引き継いで、お客様や工事の担当者との日程調整、契約書や申請書類の作成、ローンの審査依頼、工事後の入金管理などを行うことが仕事内容です。

管工事以外の業務にも多く関わるため幅広い知識や対応力が必要となります。

1級&2級管工事施工管理技士資格を取得する効果4つ


管工事について高度な知識と経験が身についていると証明できる1級&2級管工事施工管理技士の資格は、取得すると技術者としてキャリア形成する際にいろいろな効果が期待できます。

資格取得には実務経験を要するため、新卒や未経験者では得られない昇給や更に高度な設計、工程管理などのマネジメント業務を目指すことも可能です。1級&2級管工事施工管理技士の資格を取得するとどのような良い効果があるのか以下で解説します。

1:重要な役割を担う業務ができる

管工事施工管理技士の1級であれば特定建設業もしくは一般建設業における専任技術者、主任技術者、監理技術者に、2級は一般建設業の専任技術者、主任技術者になることができます。

令和3年の新試験制度により、新たに「技士補」が設けられ、第一次検定を合格すると1級2級のそれぞれで技士補の称号が取得できます。技士補は監理技術者の補佐としての業務が可能です。

特に1級を保有していれば、大規模な建設工事や都道府県知事の許可を受けた管工事などで重要なポジションについて仕事をすることができます。

出典:令和 3 年度 1級管工事施工管理技術検定 第1次検定 ・第2次検定 受検の手引|一般財団法人 全国建設研修センター

2:他の資格も取得しやすくなる

1級&2級管工事施工管理技士の資格を取得していると、浄化槽設備士と建築設備士の資格が取りやすくなります。

浄化槽設備士では講習会を受講する権利が与えられ、受講後に免許を申請すると資格取得が可能です。建築設備士は、1級管工事施工管理技士の資格を取得した後に実務経験が2年以上あれば受験資格が得られます。

2級以上の管工事施工管理技士の資格があれば社会保険労務士の受験資格が得られ、違った分野の資格に挑戦することも可能です。

出典:2.受験資格|公益財団法人 建築技術教育普及センター

3:受験が免除になる資格も受けられる

管工事施工管理技士1級か2級の資格を持っていると、給水装置工事主任技術者を受験する際に受験科目のうち2科目が免除になるため、一般の受験生より有利に受験できます。

管工事施工管理技士1級を持っていれば、監理技術者の講習を受けることができるため、受講して修了すると資格取得が可能です。

出典:9-2.一部免除申請をする方|公益財団法人 給水工事技術振興財団

4:キャリアアップしやすくなる

国家資格である1級&2級管工事施工管理技士を受験するには実務経験が必要なため、資格を保有していると一定の知識や技術を得ていることと同時に、実務経験があることの証明になります。管工事の仕事は資格がなくてもできますがキャリアアップには有利になるでしょう。

会社によっては資格を取得すると手当の支給や、昇進のチャンスが得やすくなります。転職にも有利で、より待遇のいい会社でキャリアアップを狙うことも可能です。技術者として上を目指したい人には、1級&2級管工事施工管理技士の資格取得は必須ともいえます。

1級&2級管工事施工管理技士として働くやりがい3つ

1級&2級管工事施工管理技士として働くやりがい3つ


1級&2級管工事施工管理技士は建物には欠かせない管工事を行うのが仕事です。

あまり一般的ではない管設備の設計や点検、保守など仕事内容は目立たないものが多いですが、人々の生活を支え、安全を確保しています。

管工事施工管理技士として働くやりがいを3つご紹介します。

1:需要が高いことにより人材価値が向上する

建設工事には、給排水やガス、上下水道に加えて空調や照明といった設備を幅広く手掛ける管工事が欠かせないものです。しかし、工事の需要は高いものの働く技術者の人手不足が続いているのが現状です。

管工事施工管理技士は新人や経験の浅い人がすぐに取得できる資格ではないため、実務経験を持つ資格保有者は企業にとって獲得したい貴重な人材といえます。また、2級よりも1級の方が重宝される傾向にあります。

2:人々の暮らしを支えている実感が持てる

管工事を必要とする場所は、普段生活している身の回りにたくさん存在しています。空調やガス、水などは管設備が整っているからこそ安心して利用できるといえます。

一般の住宅だけでなくオフィスビルや商業施設など、あらゆる建物に管設備は必要不可欠なものです。管工事に携わることで多くの人々の生活、社会を支えているという責任ややりがいを実感として持てるでしょう。

3:若い場合は更にニーズが高くなる

建築業界では働く人の高齢化が進んでおり、1級&2級管工事施工管理技士の資格を持っている人にもそれは当てはまるため資格保有者の人材価値は高まっています。

多くの企業では長く建築業界で活躍してほしいという思いがあり、特に若い人材を求める傾向にあります。

若いうちに1級&2級管工事施工管理技士の資格を取得すれば、より転職で有利になります。活躍の場が幅広くある管工事の技術者としてキャリアアップも期待できるでしょう。

1級&2級管工事施工管理技士の将来性とは


1級&2級管工事施工管理技士が仕事をする場所は、あらゆる建物であるといえます。管工事は新しく建てる建物だけが対象ではなく、既存の建物すべてに点検・修理・保守などのニーズがあり、リフォームにも管工事は必要です。仕事のニーズがなくなることはないでしょう。

肉体労働が少ないため、健康であれば高齢になっても働ける仕事です。資格と経験があると転職しやすいため、年齢に関係なく活躍できます。

建築設備士や一級建築士など建築関係の資格を取得していくことで、多方面で活躍できる技術者を目指すことも可能です。1級&2級管工事施工管理技士は非常に将来性のある資格といえるでしょう。

転職先で役立つ1級&2級管工事施工管理技士の試験概要3つ


転職先で役立つといわれる1級&2級管工事施工管理技士の試験とはどのようなものでしょうか。申し込みは簡易書留郵便、インターネットで行えますが、1級と2級では試験概要に違いがあります。

1級と2級それぞれの受験資格や試験内容、試験時間や試験の難易度も合わせて解説します。

1:資格取得の条件

試験は、「第一次検定」と「第二次検定」(令和2年度までは「学科試験」と「実地試験」)の2段階があり、両方に合格することで施工管理技士の資格を取得できます。

第一次検定では、基礎的な知識や能力があるかどうかの判定を行い、第二次検定は実務経験による技術管理・指導や監督に関する知識や能力があるかどうかの判定を行うものです。

管工事施工管理技士の資格取得の条件は1級と2級の違いだけでなく、それぞれの第一次検定と第二次検定にも規定があります。

1級管工事施工管理技士の条件

1級管工事施工管理技士の資格取得の条件は第一次検定と第二次検定では異なります。

第一次検定は、学歴と実務経験の条件をクリアしていなければ受験できません。例えば、大学や専門学校の指定学科の場合は卒業後3年以上の実務経験とあります。第二次検定の条件は、1級管工事施工管理技士の第一次検定の合格者であることなどです。

どちらも資格取得の条件は細かく定められているため、実際に受験する際にはホームページなどで確認してください。

出典:1級管工事施工管理技術検定|一般財団法人 全国建設研修センター

2級管工事施工管理技士の条件

2級管工事施工管理技士では受験パターンによって資格取得の条件が変わります。

第一次検定だけの受験は満17歳以上であれば誰でも受験できます。

第一次検定と第二次検定を同日に受験する場合は、学歴と実務経験の条件をクリアする必要があり、大学、専門学校の指定学科は卒業後1年以上の実務経験が必要です。

第二次検定のみの受験は同日受験と同じ条件をクリアしているか、技術士試験の合格者もしくは学科試験のみ合格していて有効期間内であることが条件となります。

ここに記載している以外にも条件が定められているため、受験前にホームページなどで忘れずに確認してください。

出典:2級管工事施工管理技術検定|一般財団法人 全国建設研修センター

2:試験内容や試験時間の概要

試験内容は第一次検定が機械工学等、施工管理法、法規で、第二次検定は施工管理法となり、1・2級ともに同じ内容ですが1級の試験は応用問題などがあり、より高度な内容です。

試験時間は1・2級ともに午前に第一次検定、午後に第二次検定が実施され、同日受験をする場合は間に約1時間の休憩があります。1級は同日受験ができないため、別日で受験することになります。

3:試験の難易度

管工事施工管理技士の試験は1級、2級ともに難易度はそれほど高くなく、出題内容などによって左右されますが、合格率は約40%~60%です。独学などでもしっかりと勉強すれば十分合格できるでしょう。

1級の合格率は学科(第一次検定)が約40%、実地(第二次検定)が約60%です。一方、2級の合格率は学科(第一次検定)が約60%、実地(第二次検定)が約40%となっており、学科試験の方がやや難易度が低い傾向があるようです。

1級&2級管工事施工管理技士としての転職先の企業や仕事を理解しよう


管工事に携わるのに1級&2級管工事施工管理技士の資格は必須ではありませんが、資格を持っていると転職やキャリアアップに有利になります。管工事施工管理技士の資格保有者が少なく、高齢化が進んでいるため人材価値も高いです。

管工事はありとあらゆる建物にある設備のため、将来、仕事のニーズが減ることは考えにくく転職先も豊富にあります。管工事に関わる仕事をする際は、1級&2級管工事施工管理技士の資格を活かし、転職先の企業や仕事内容をよく理解してキャリアアップを目指しましょう。


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