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電気資格の種類4つと受験資格や難易度|需要が期待できる電気資格3つも解説

働く
公開日時 2022.08.17 最終更新日時 2024.04.09

電気資格とは

日常生活に欠かせない電気設備の設置や修理等をおこなうには、各種電気資格を保有していることが必要です。電気に関する正しい知識と技術を持っていなければ、誤った作業により感電等の可能性があるからです。

電気関連の資格を取得することは、生活インフラを支える重要な役割を担うことになり、担当できる仕事の種類が増えるほか、建設業界等への転職に有利に働くこともあります。

電気資格の種類4つ

電気資格には、以下の4種類があります。

それは、国家資格、民間資格、公的資格及び講習会受講で取得できる資格です。

それぞれの電気資格についてポイントをまとめましたので、引き続きご覧ください。

電気資格の種類1:国家資格

国家資格としての電気資格には、電気主任技術者、電気工事士及び電気工事施工管理技士など数多くの資格があります。

とりわけ、電気工事士は電気資格の中では基礎となる資格であり、初心者向けの「第二種電気工事士」に加え、上位資格である「第一種電気工事士」があります。

また、さらに専門性を求めるのであれば「電気施工管理技士」の資格取得が適しているでしょう。上位資格である1級を取得することで、工事計画の策定、予算管理、安全管理及び品質管理など、電気工事全体の管理監督業務を任されるでしょう。

電気資格の種類2:民間資格

電気関連の資格には、「ネオン工事技術者」という民間資格があります。

「ネオン工事技術者」とは、公益社団法人日本サイン協会が主催する民間資格であり、前述の電気工事士の資格を持っていることが受験条件です。なお、本試験に合格すると「特種電気工事資格者」の認定が受けられます。

「ネオン工事技術者」の仕事内容は、街を彩るネオン看板等におけるネオン管の設置やネオン電線の配線などです。

電気資格の種類3:公的資格

公的資格の電気資格には、一般財団法人家電製品協会が主催する「家電製品エンジニア」があります。

「家電製品エンジニア」とは、テレビやパソコンなど情報家電のセットアップ、保守対応及びトラブル対応などに従事する仕事です。

なお、この資格にはAV情報家電と生活家電の2種類があり、受験資格に特別な条件はありません。

電気資格の種類4:講習会受講で取得できる資格

電気資格の中には、講習会を受講することで取得できる「認定電気工事従事者」という資格があります。

「認定電気工事従事者」とは、第二種電気工事士の資格を保有していれば、1日講習を受けるだけで取得できる資格であり、試験はありません。なお、第一種電気工事士の資格保有者は、申請のみで本資格が取得できます。

「認定電気工事従事者」の資格は、第一種電気工事士と第二種電気工事士の中間に相当する資格であり、取得することで電気関係や建築関係において、仕事の幅を広げることが可能です。

施工管理系で電気資格を活かせる職種とは

前記で紹介した各種資格を保有することにより、下記の職種において有効活用できます。

特に、国家資格である「電気工事施工管理技士」は、電気工事会社やビルメンテナンス会社などにおける施工管理系で重宝されます。

電気工事施工管理技士(1級及び2級)についてまとめましたので、引き続きご覧ください。

1級電気工事施工管理技士について

1級電気工事施工管理技士は、電気工事の現場において4大管理といわれる工程管理、品質管理、原価管理及び安全管理を担っています。

1級電気工事施工管理技士は国家資格であり、本資格を持つことで監理技術者の資格も取得できることから、多くの電気工事会社で必要とされているでしょう。

1級電気工事施工管理技士の仕事内容、受験資格及び難易度は後記を参考にしてください。

仕事内容

1級電気工事施工管理技士は、一般建設業に加えて特定建設業の営業所ごとに置くことが義務付けられている主任技術者、専任技術者及び管理技術者になることができます。

主な仕事内容には、建設工事現場における変電設備工事、照明設備工事及び信号設備工事などの施工管理があげられます。

工事現場においては、中心的な役割を担う重要な資格です。

受験資格

1級電気工事施工管理技士の主な受験資格は下記のとおりです。

特徴は、実務経験年数を要することであり、これは最終学歴と保有資格により異なります。仮に、最終学歴が大卒であった場合の実務経験年数は、指定学科卒業であれば3年以上、指定学科以外の卒業であれば4年6か月以上を要します。

なお、実務経験年数には指導監督的実務経験を1年以上含むことに加え、保有している資格により、必要とされる実務経験年数が異なりますので注意が必要です。

難易度

続いて、1級電気工事施工管理技士の難易度について紹介します。試験は学科と実地に分かれており、それぞれについて直近の合格率をまとめました。

学科は、平成28年46.0%、平成29年48.0%、平成30年56.1%及び令和元年40.7%となっており、一方の実地は、平成28年69.1%、平成29年62.5%、平成30年65.3%及び令和元年66.3%となっています。

学科の合格率は40%から50%台で推移しており、実地は60%超となっていることから、十分な試験対策をおこなうことで、合格は現実的であるといえる難易度になっています。

2級電気工事施工管理技士について

2級電気工事施工管理技士については、1級で紹介した4大管理(工程管理・品質管理・原価管理・安全管理)に携わることは同様です。

しかし、大きな違いは工事の規模にあります。2級の場合、発注者から請け負った工事代金が4,000万円未満の中小規模の現場における施工管理に携わります。

仕事内容

2級電気工事施工管理技士の主な仕事とは、下記のとおりです。

2級電気工事施工管理技士の仕事は、1級電気工事施工管理技士と同じように専任技術者及び建設工事における主任技術者として行う4大管理ですが、一般建設業の営業所のみで行うことができます。

受験資格

2級電気工事施工管理技士の受験資格は、1級同様に最終学歴及び保有資格に応じた実務経験年数が求められます。

受験区分が学科のみの場合は、満17歳以上であることが条件ですが、学科と実地を同時に受験する場合は注意が必要です。

仮に、最終学歴が大卒であれば、必要とされる実務経験年数は、指定学科卒業であれば1年以上、指定学科以外の卒業であれば1年6か月以上を要します。

難易度

続いて、2級電気工事施工管理技士の難易度について紹介します。1級同様に、学科と実地それぞれの直近合格率は下記のとおりです。

学科は平成28年58.7%、平成29年62.8%、平成30年61.6%及び令和元年58.7%となっており、一方の実地は、平成28年41.6%、平成29年40.0%、平成30年43.2%及び令和元年45.4%となっています。

実地の合格率が、学科に比べて約20%低いことが特徴です。

需要が期待できる電気資格3つ

電気は日常生活に欠かせないことから、家庭向けから大型商業施設やビルなど、各方面において需要が期待できる電気資格があります。

それは、電気主任技術者、電気取扱者(低圧、高圧・特別高圧)及び電気工事士です。

それぞれの資格についてまとめましたので、施工管理への転職などを検討する際の参考としてください。

需要が期待できる電気資格1:電気主任技術者

電気主任技術者とは、ビルや工場などの電気設備に関する工事や保守点検などの保安監督者として従事します。

なお、電気主任技術者の資格は、取り扱う電圧によって第一種、第二種及び第三種の3つに分かれています。第一種は電圧制限がないことから、すべての事業用電気工作物の取り扱いが可能です。

発電所などの大規模設備では、特に第一種電気主任技術者の資格が求められます。

需要が期待できる電気資格2:電気取扱者(低圧、高圧・特別高圧)

電気取扱者とは、労働安全衛生法によって定められた特別教育の一つであり、電気取扱作業などの危険業務に従事する者が、その講習を修了することで得られる資格です。

また、電気取扱者は取り扱う電圧によりさらに区分され、低圧は交流600ボルト以下・直流750ボルト以下、高圧は交流600ボルト以上7000ボルト以下・直流750V以上、特別高圧は交流と直流共に7000ボルト以上になっています。

需要が期待できる電気資格3:電気工事士

電気工事士とは、一般家庭、ビル及び商業施設などの電気設備の工事などに携わるために必要な資格であり、第一種と第二種に区分されている国家資格です。

第一種はビルや工場などの最大電力500キロワット未満の電気工事に携わり、第二種は一般家庭や事業所などの電圧が600ボルト以下の電気工事に携わります。

電気は私たちの生活を支えるものであることから、常に需要の高い職業であるといえます。

自分にあった電気資格を見つけよう

本記事で紹介したとおり、電気資格にはさまざまな種類があります。

電気業界や建設業界では、資格を保有していないと携われない仕事があるほか、資格取得状況によって給与が変わることもあるので、これまでの経験やこれから目指す職業に応じて、自分にあった電気資格を見つけましょう。


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