もしかして間違っている?現場監督が上司や取引先に使ってはいけない敬語とは
敬語は日本ならではの相手を尊重する気持ちを表すことばです。しかし、間違った敬語を使ってしまうことも多く、知らず知らずに礼を欠いていたということも起こりがちです。
今回は、現場監督として上司や取引先と話す時などに知っておくべき正しい敬語の使い方についてご紹介します。
正しい敬語でワンランクアップ
敬語は一般的に尊敬語・謙譲語・丁寧語に分類されます。職場で上司や取引先などと話す場合は、これらの敬語を織り交ぜて話すことになります。
職場では基本として「です」「ます」調で話すのが常識です。他にも「お時間」「お帰りになる」「お忙しい」「ご対応」などの丁寧語をきちんと使うだけでも印象が良くなります。
目上の人を立てる尊敬語では、「言う」を「おっしゃる」、「食べる」を「召し上がる」と表現します。自分がへりくだることで相手を立てる謙譲語では、「言う」を「申す」、「食べる」を「いただく」などと表現します。
また、「すみません」ということばは、お詫びやお礼、話しかける時などいろんな場面で簡単に使ってしまいがちです。「恐縮です」「恐れ入ります」「申し訳ありません」「失礼ですが」「よろしければ」など場面に応じた表現に変えるだけでも相手にワンランクアップした印象を与えるでしょう。
間違って使いがちな敬語とは
敬語を使う場合に一番間違いやすいパターンは「二重敬語」です。例えば取引先に「現場を見ましたか」と尋ねたい場合、敬語では「現場をご覧になりましたか」と表現します。
しかし、よく使われやすい二重敬語は「現場をご覧になられましたか」という表現です。この場合はひとつの文に「ご覧になる」と「なられる」という2つの尊敬語が重なって、くどい印象を与えるので気をつけましょう。
また、あいさつとして使いがちな「ご苦労様です」は、本来は目上の人が目下の人の労をねぎらうことばです。目上の人には「お疲れさまです」という表現にすると良いでしょう。
他にも、不可能な場合や断りたい時に「できません」というストレートな表現は避けます。「お引き受け致しかねます」「見送らせていただきます」などの表現に変えましょう。
また「ありがたいご依頼なのですが」「申し訳ありませんが」などのことばを冒頭に添えるだけでもだいぶ印象が変わります。
尊重する気持ちをことばにつなげよう
ことばと態度はつながっています。きちんとした応対と、自然に敬語を話せる人は、人柄や知性が伝わってくるような印象を与えます。
正しい敬語の使い方を理解して、きちんとしたことば遣いを心がけておくことも必要です。
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