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講師を養成するための講座とは?概要やメリットについて

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公開日時 2023.01.11 最終更新日時 2023.01.11

特別教育を受ける際には、教習所や特別教育協会で受講している方がほとんどではないでしょうか。
毎年のように安衛法が厳しくなり、そのたびに新たな特別教育を受講しなければいけない職種の方もいることでしょう。
業務上どうしても受けなければいけない特別教育であっても、作業を止めて特別教育を受けに行くのは大変です。

頻繁に特別教育を受けられない作業員を抱えている企業の方は、特別教育講師養成講座の受講を検討してはいかがでしょうか。
講師養成講座を受講すれば、特別教育の講師になることが可能です。

あまり聞き慣れない講師特別講座ですが、いったいどのような講座なのでしょうか。
今回は、講師になるための講座について紹介をするとともに、どのような講座があるのかなどについても詳しく紹介します。

講師になるための講座について


特別教育などを行う講師になるためには、講師養成講座を受けなければいけません。
もちろん、講師になるということは、通常の特別教育に比べて難しく、厳しい受講内容になっています。

講座日程も、3日程度の合宿がほとんどで、早朝から夕方までびっしり勉強をしたあとに、他の受講者と情報交流や自習を行います。

しっかり学ぶという覚悟を持って、講師養成講座に臨みましょう。

どのような講座があるのか


講師になるための養成講座は、たくさんの種類があります。
各職種に応じて、必要・不必要が分かれるかと思いますが、従業員全員が取得しておいたほうが良い特別教育であれば、代表者1名が講師にることを推奨します。

まず、建設業に従事する人であれば取得しておいて損はない特別教育の養成講座について、いくつか紹介します。

職長・安全衛生責任者教育講師養成講座

職長・安全衛生責任者教育とは、現場内で職長もしくは安全衛生責任者として働くために必要な特別教育です。

職長・安全衛生責任者教育では、作業方法や労働者の配置など、指揮監督をする上で必要不可欠な知識を学びますが、講師はこれらを教える立場となります。
そのため、上記の知識をしっかりと理解し、指導しなければいけません。

フルハーネス型墜落制止用器具特別教育の講師養成

2019年2月1日より、安全帯の規格に関して法改正が行われ、墜落制止用器具の規格になりました。
この墜落制止用器具の規格では、6.75メートルを超える高所で作業を行う際には、フルハーネス型の安全帯を使用しなければいけないとされています。

ただ、このフルハーネス型の安全帯も正しく使用しなければ、墜落時に本来の性能を発揮できなくなってしまう可能性があります。
そのため、フルハーネス型安全帯を使用する方は、フルハーネス型墜落制止用器具特別教育を受け、知識を身に着けなければいけません。

高所作業を頻繁に行う職種であれば、代表者が1名講師養成講座を受講しておいても良いでしょう。
(参考︰厚生労働省

足場の組立て等業務特別教育の講師養成

墜落や転落による労働災害が多く、死亡事故も頻繁に発生していることから、足場組立て業務特別教育が始まりました。
この足場組立て等業務特別教育は、足場の組立てはもちろんのこと、解体や変更作業を行う際にも必要な特別教育です。

少なからず足場材に触れることがあるのであれば、取得しておいたほうが良いです。また、代表者1名が講師になり、従業員に特別教育を実施しても良いのではないでしょうか。

振動工具取扱作業者安全衛生教育の講師養成

チェーンソー以外の振動工具を使用するためには、振動工具取扱作業者安全衛生責任者が必要です。
とくに家屋解体業の方であれば、ブレーカーや電動ピックを使用することも多いかと思います。

家屋解体業に従事する方であれば、会社で1名講師になれる人がいても良いのではないでしょうか。

石綿使用建築物解体等業務特別教育の講師養成

石綿を取り扱う際には、石綿による健康被害を防止するために、知識を持った人が適切に処理をしなければいけません。

現在は、建築物に石綿は使用できませんので、建築関係者の方には必要のない特別教育かもしれません。
しかし、過去には石綿が多く使用されており、石綿を使用した既存住宅が非常に多く存在しています。
そのため、家屋解体業の方は、石綿使用建築物解体等業務特別教育を受講しておいたほうが良いでしょう。

研削といしの取り替え等業務特別教育の講師養成

グラインダーや切断機の取り替えや取り替え後の試運転を行うために必要な特別教育です。
この、研削といしの取り替え等業務特別教育は、あまり知られていない特別教育ですが、安衛法によって定められています。
頻繁に使用する道具ではなくとも、使用する機会があるのであれば、取得しておくようにしましょう。
(出典元︰安全衛生情報センター 第一条

有機溶剤業務従事者教育の講師養成

有機溶剤中毒の発生を予防するために、有機溶剤を使用する職種の方は必ず受講しなければいけない特別教育です。
有機溶剤を多く使用する職種といえば、塗装工ですが、ほぼ毎日有機溶剤を扱う塗装工は、全員が受講していなければいけない特別教育です。
たとえ新入社員であっても、受講していなければいけませんので、代表者1名が講師になっていれば安心ではないでしょうか。
(出典元︰安全衛生情報センター「危険又は有害な業務に現に就いている者に対する安全衛生教育に関する指針」及び「労働安全衛生法 第六章 労働者の就業に当たっての措置(第五十九条-第六十三条)」

講師養成講習を受けるメリット

講師養成講習を受けるメリット


講師養成講座を受講し、講師になるための資格を取得することで、いくつかのメリットが生まれます。
もちろん、ここで紹介する以上のメリットがあるかもしれませんが、ここでは2つのメリットについて紹介します。

講師になり、特別教育の指導ができる

講師養成講座を受講すれば、当然に講師として指導できるのです。
従業員を多く抱える企業で、従業員全員に特別教育を受講させようとすれば、受講料も高額になってしまいます。

しかし、企業の代表者1名が講師になり、従業員全員に特別教育の指導を行えば、受講料を抑えられます。
そして、新入社員が入社した際にも、直ちに特別教育を受講させられますし、日時を気にする必要もありません。

特別教育受講しようとすれば、日程が決められていますので、作業を止めたり半休にしたりと、作業効率も落ちてしまいます。
しかし、会社の代表者が講師であれば、日時を気にすることなく特別教育を行えますから、メリットになることは間違いありません。

修了者の多くは、安全衛生管理の責任者・担当者として活躍

講師養成講座を修了している方の多くは、安全衛生管理の責任者・担当者として活躍されています。

講師になれる資格を有しているということは、当該特別教育の内容をすべて把握していることが当然であり、指導方法も優れていると見られるのではないでしょうか。
仕事の幅を広げたい方や、ステップアップを目指している方も講師養成講座の受講を検討してみてはどうでしょうか。

まとめ


講師養成講座は、合宿で受講し朝から夜まで勉強漬けです。
そうして培った知識を会社などに持ち帰って、従業員などに指導をすることになります。

どの特別教育も、決して難しいだけの内容ではなく、しっかりと勉強をしていれば理解できる内容ばかりです。

講師になって仕事の幅を広げるも良いですし、会社の従業員や協力会社などを招いて特別教育を開催しても良いでしょう。
過密なスケジュールの先には、さまざまなメリットがあります。自身の職種に合った特別教育講師養成講座を検討してみてはいかがでしょうか。

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