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似ているけど別!現場代理人と監理技術者の仕事内容の違い

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公開日時 2022.09.09 最終更新日時 2022.09.09

現場経験がそれなりにある建設作業員でも、現場代理人と監理技術者の仕事の違いを明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。
しかしそれは仕方のないことで、両者の仕事はとても似ていて、2つの役職を1人が兼務することすら可能です。
では、なぜ現場代理人と監理技術者の2つの役職があるのかというと、やはり仕事の内容が微妙に違うからです。
今回は、そんな現場代理人と監理技術者の仕事内容の違いについて詳しく解説していきます。

法律的な立場はまったく異なる


現場代理人と監理技術者は似た仕事をしていますが、法律的な立場はまったく異なります。
現場代理人は建設業法で設置を義務付けられていません。現場代理人を建設現場に配置しなければならないのは、発注者と受注者(建設業者)が契約書に「現場代理人を現場に配置する」と取り交わしたときです。
もしくは、公共工事では「公共工事標準請負契約約款」によって現場代理人を現場に配置することが求められています。公共工事標準請負契約約款は、中央建設業審議会という組織がつくりました。
一方の管理技術者は、建設業法によって、大規模工事の現場に配置することが義務付けられています。

しかしこの2つの役職は、発注者の許可があれば兼務できるだけでなく、建設会社の正社員幹部である点も同じです。
さらに発注者との打ち合わせや施工(工事)全般に関する責任、現場の安全管理といった仕事も、両方ともに課せられています。
それでは次に、現場代理人の仕事と監理技術者の仕事の違いを見てみましょう。

現場代理人は「お金のこと」をする。監理技術者は「技術的なこと」をする


現場代理人の「仕事」を定めた公共工事標準請負契約約款には「請負代金の変更、請求、受領」と書かれてあります。つまり、現場代理人は建設工事における「お金の部分」に関わる仕事をするということです。
この仕事は建設業法第26条の3の「監理技術者の職務等」には明記されていません。

では逆に、監理技術者の仕事メニューに記載されていて、現場代理人の仕事メニューに記載されていないものは何かというと、建設作業員への「技術上の指導監督」です。

また国土交通省の調査によると、現場に現場代理人と監理技術者の2人がいた場合、次のような役割分担をする傾向があります。

大規模工事の場合現場代理人は契約関連、近隣住民対応、対外的な調整。
監理技術者は技術的なことに専念。
現場代理人が若い場合現場代理人の職務も監理技術者が対応することが多い。
その他の場合現場代理人と監理技術者の業務分担があいまい。現場管理人が現場の所長となり、全体的なことをする。

「その他」のように現場代理人と監理技術者の仕事内容が曖昧でも、法律的、行政的には問題ありません。

まとめ

現場代理人と監理技術者の仕事の違いは「あるとき」はあり、「ないとき」はない、ということのようです。また、役職に就いた人物の実績やスキルによって柔軟に役割を変えていることもわかりました。
やはり、この2つの役職を明確に区別することは難しいようです。

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