こちらの記事では、合格率や必要性など資格についてご紹介いたします。

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東京オリンピック開催により建設工事の需要はピークを迎えています。その後も都市再開発など建築工事の需要も続いていくとみられますが、交通インフラなどに関わる土木工事の需要も常に一定数存在し、我々の日々の生活を快適にしてくれています。

そんな土木業界にこれから携わる方や興味を持っている方におすすめの資格が2級土木施工管理です。現場管理系の国家資格となり、業界でのスキルアップやキャリアアップにもつながります。

この記事では、2級土木施工管理技士についての概要や合格率について全般的に紹介します。

2級土木施工管理技士とは

どんな資格？

そもそも、2級土木施工管理技士とはどのような資格なのでしょうか。「施工管理技士」と呼ばれる資格は7種類存在しており、国土交通省が資格取得の為の技術検定を行っている国家資格です。

建設業法27条に規定されており、建設工事に従事する技術者の技術向上を図ることを目的としています。どの施工管理技士試験も1級・2級と級種が存在しており、学科試験・実施試験と試験区分も分かれています。

2級土木施工管理技士については、一般に土木分野での施工管理業務に関わる資格となっており、関連する工事の主任技術者や一般建設業の選任技術者に就くことができます。

必要性

請負った建設工事を施工する際には、工事現場に施工上の管理を行う主任技術者を置かなければならないと、建設業法に定められています。2級土木施工管理技士は土木分野の関連工事で主任技術者になるための要件の一つです。

適正な施工、また生産性の高い施工を核をするため、主任技術者という高い技術力を持つ技術者が必要とされます。工事現場は重大な災害に繋がる場合があります。施工上における安全上の管理が必要不可欠であり、現場毎に主任技術者のような施工上の管理を行う存在が必要不可欠です。

また、施工計画の作成や、施工に伴う品質管理、工程管理など適正な施工を行う上で、主任技術者が必要とされる場面は多くあります。

合格率

学科

過去3年間の学科合格率となります。実施と併せて行われた試験は、その他学科のみの試験に比べ若干合格率が高くなっているようです。3年間の平均は59.8％と凡そ6割の合格率となります。

実施

こちらも過去3年の合格率となります。年々合格率は増加傾向にありますが、学科に比べて合格率が低く、平均すると36.3％と4割弱の合格率となります。

まとめ

2級土木施工管理技士の資格を取得することで、主任技術者になることができます。常に一定の工事需要がある土木工事では、取得する価値のある国家資格と言えるでしょう。

合格率を見てみると学科・実施共に決して簡単に合格できるものではないため、資格取得の為にはもちろん、勉強が必要となります。学科のみを受けることも可能なので、実施を受ける前に学科のみの受験を検討してみても良いかもしれません。

1級土木施工管理技士を取得する為の足掛かりとして、またスキルアップやキャリアアップの面でも有用ですので現在取得されていない方は取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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