施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

解体工事施工技士の平均年収・給料は高い?解体業で年収1,000万円を目指せるのかを解説

学ぶ
公開日時 2022.07.21 最終更新日時 2022.07.21

「解体工事施工技士の平均年収や給料はどのくらいなのだろう?」

「解体工事施工技士で年収1,000万も稼げるのだろうか?」

このような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。

以前、テレビ番組で「解体業は1,000万稼げるのか?」という特集が放送されており、話題になったこともあるようです。

できるだけ稼げる仕事にチャレンジしたいと考えている方には、年収1,000万円が狙える仕事と聞くと興味が湧ますよね。

今回は「解体工事施工技士」の平均年収や、どのくらい稼げるのかについて解説していきます。

解体工事施工技士を目指したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

解体工事施工技士の平均年収

「解体工事施工技士」の平均年収に関しては、公的なデータが公開されていないため、はっきりとした数値は分かりません。

そこで今回は、建設関係の仕事に特化した求人サイト「俺の夢」に過去、掲載実績のある解体工事施工技士の求人案件から読み取れる平均年収を紹介します。

※求人案件は現在は終了しているものも含みます。

まずは、3件の求人案件をご覧ください。

こちらは、埼玉県の解体工事に関わる施工管理の求人情報です。

仕事内容さいたま市の解体工事に伴う建築施工管理の仕事
応募資格建築の施工管理経験
年収例経験28年/年齢51歳/男性:年収450万円

以下は、東京都に本社がある企業の求人案件です。

仕事内容擁壁解体新設改修工事
応募資格土木の施工管理経験
年収例経験35年/年齢58歳/男性:年収492万円

千葉県が勤務地の解体工事に関わる仕事の求人情報もありました。

仕事内容RC造オフィスビル解体工事に伴う建築施工管理の仕事
応募資格建築の施工管理経験
年収例経験28年/年齢51歳/男性:年収450万円

これらの求人案件を参考に給料の平均値を出すと、約464万円が解体工事施工技士の平均年収となります。

さらに以下では、解体工事施工技士と日本全体の給与所得者の平均年収を表で比較しました。

解体工事施工技士の平均年収約464万円 
国内の全職種の平均年収443万円

参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査

国税庁が公表している国内(全職種)の平均年収が443万円となっているので、解体工事施工技士の給料は平均的な数値といえます。

解体屋(解体工)の給料・平均年収

解体屋(解体工)は実際に解体作業をする職人さんのことで、解体工事施工技士は建築現場全体を管理する役割です。

作業員と管理者が完全に分かれていることもありますが、ベテランの職人が管理者を兼任しているケースもあります。

以下では、解体屋(解体工)の給料と平均年収を表でまとめています。

解体屋(解体工)の平均年収約410万円
国内の全職種の平均年収443万円

参考:求人ボックス「解体の仕事の年収・時給・給料」(2023年1月時点)

解体屋(解体工)の平均年収は約410万円となっており、国内(全職種)の平均年収443万に比べて33万円ほど低い金額です。

また、初任給は約21万円、毎月の給料は約34万円が相場です。

パート・アルバイトの場合の平均時給は約963円、派遣社員の場合は約1,295円が目安となります。

平均年収や給料は経験やスキル、職種によって大きく変わるので、参考程度にご覧ください。

地域別の解体屋(解体工)の平均年収・給料

地域別の解体工事施工技士の平均年収と月収は以下のとおりです。

地域平均年収派遣時給/時間アルバイト時給/時間
北海道・東北約354万円約1,118円約911円
甲信越・北陸約386万円約1,148円約934円
関東約427万円約1,324円約1,019円
東海約400万円約1,276円約985円
関西約414万円約1,377円約1,004円
四国約379万円約881円
中国約364万円約1,181円約907円
九州・沖縄約357万円約1,112円約845円

参考:求人ボックス「解体の仕事の年収・時給・給料」(2023年1月時点)

平均年収がもっとも高かったのは関東地方の約427万円、低い数値だったのは北海道・東北地方の約354万円で約73万円もの差が生じていました。

勤務地やこれまでの経験、年齢などによっても年収は大きく変わってきます。

数万円の差だとしても、生涯年収にすれば大きな差になるので、働く地域を選ぶことも大切です。

職種別の解体屋(解体工)の平均年収・給料

職種別の解体屋(解体工)の平均年収・給料は以下のとおりです。

職種(稼働する現場)平均年収
枠組足場約453万円
コンクリート打設約425万円
オフィスビル約498万円
積算約479万円
造成約429万円

※参考:求人ボックス「解体の仕事の年収・時給・給料」(2022年11月時点)

もっとも数値が高かったのはオフィスビルに関わる現場で平均年収は約498万円、月収に換算すると約41万円の給料となります。

同じ解体の作業であっても職種や現場によって給料に差が生じるので、働きたい企業がどのような仕事を請け負っているのかチェックしておくとよいでしょう。

解体業で年収1,000万円は目指せる?

「解体の仕事で年収1,000万円を目指せるのだろうか?」と疑問に思われる方は多くいます。

このような疑問をお持ちの方にぜひ見ていただきたいのが、2019年に放送された【それって!?実際どうなの課】(中京テレビ)の番組です。

この番組の特集で「誰でも年収1,000万円稼げる!?『解体工』って実際どうなの?」 という企画があり、芸能人の方が解体の仕事にチャレンジする様子が観られます。

番組内のインタビューでは、実際に解体業を営んでいる方が「職長になれば年収1,000万円も夢ではない」と話しているシーンがあります。

職長は現場全体を管理する役割のことなので、解体工事施工技士の有資格者である可能性が高いと言えます。

経験や努力次第にはなりますが、解体工事施工技士になれば高い年収を目指せるでしょう。

解体工事施工技士の関連資格

解体工事施工技士にはさまざまな関連資格がありますが、代表的なものが以下の2つです。

  • 土木施工管理技士
  • 建築施工管理技士

「施工管理」に関わる仕事もあわせて持っていると、転職の際に有利です。

ここでは、上記2つの関連資格の仕事内容や平均年収について、解説していきます。

今後転職を検討していて、アピールポイントを増やしたいと考えている方は、ぜひこれらの資格もチェックしてみてください。

土木施工管理技士の仕事内容・平均年収

土木施工管理技士の仕事内容は、土木の建設現場において工程管理や安全確保を行うことです。

解体工事施工技師と土木施工管理技士、それぞれが主に請け負う現場は、以下のとおりです。

  • 解体工事施工技士:解体(壊す)現場
  • 土木施工管理技士:建設(作る)現場

このように、工事の目的は正反対ですが、作る順序を知っていれば、壊す工程も想像しやすいので、両者は関連性の高い資格と言えるでしょう。

土木施工管理技士と解体工事施工技士の平均年収の差は、以下のとおりです。

土木施工管理技士の平均年収約568万円 
解体工事施工技士の平均年収約464万円

土木施工管理技士の平均年収(全国平均)は約568万円、解体工事施工技士は約464万円となっており、約104万円の差があります。

しかし、地域別に土木施工管理技士の平均年収を見てみると、中国地方が約426万円、四国地方は約435万となっており、解体工事施工技士の給料とあまり変わりません。

土木施工管理技士の年収について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

※関連記事:1級・2級土木施工管理技士の平均年収を年齢など状況別に紹介!給料が安い・高い理由は?

建築施工管理技士の仕事内容・平均年収

建築施工管理技士は、いわゆる「現場監督」と呼ばれる仕事で、建設現場の司令塔のような役割を担っています。

具体的に行う業務には、以下のようなものがあります。

  • 施工管理(全体の予算管理や設計士とのやり取り)
  • 工程管理(スケジュールや進捗状況の管理)
  • 安全管理(現場に危険な場所がないか常にチェックする)
  • 品質管理(指示書どおりに施工できているかを確認)

解体工事施工技士もさまざまな管理を行うので、似た業務内容が多くなっています。

建築施工管理技士と解体工事施工技士の平均年収の差は以下のとおりです。

1級建築施工管理技士の平均年収約460~550万円
2級建築施工管理技士の平均年収約350~450万円 
解体工事施工技士の平均年収約464万円

建築施工管理技士には1級・2級の区分があり、それぞれ平均年収が異なります。

1級建築施工管理技士の平均年収は約460~550万円となっており、解体工事施工技士の約464万円と近い金額となっています。

建築施工管理技士の年収について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

※関連記事:1級建築施工管理技士の平均年収は?2級との差や年代・学歴別に紹介

解体工事施工技士の資格取得方法は?

解体工事施工技士の資格取得方法について、以下3つのQ&A形式で紹介します。

  • 解体工事施工技士の難易度は?
  • 解体工事施工技士の受験資格は?
  • 解体工事施工技士の過去問はどこで見られる?

解体工事施工技士の資格取得やそのメリットについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

※関連記事:解体工事に必要な解体工事施工技士の資格|試験の特徴や取得するメリット

解体工事施工技士の難易度・合格率は?

解体工事施工技士の試験の合格率は以下のとおりです。

年度合格率合格者数受験者数
令和3年59.6%1,378人2,311人
令和2年58.8%1,294人2,201人
令和元年58.0%1,241人2,139人
平成30年60.5%1,378人2,276人
平成29年48.8%1,112人2,278人

このように、合格率が50%以上を超えている年度が多く、難易度は低いと言えます。

関連資格の合格率は、以下のとおりです。

1級土木施工管理技士約60.6%
1級建築施工管理技士約30.1%
解体工事施工技士約59.6%

※すべて令和3年度の数値

解体工事施工技士の合格率は、1級土木施工管理技士の資格とほぼ同等程度です。

解体工事施工技士の受験資格は?

解体工事施工技士の受験資格は以下のとおりです。

学歴必要な解体工事の実務経験年数
※指定学科を卒業した者
必要な解体工事の実務経験年数
※指定学科以外を卒業した者
・大学・専門学校(4年制)「高度専門士」卒業後1年6ヶ月以上卒業後2年6ヶ月以上
・短期大学・高等専門学校(5年制)・専門学校(2年制又は3年制)「専門士」卒業後2年6ヶ月以上卒業後3年6ヶ月以上
・高等学校・中等教育学校(中高一貫6年)・専門学校(1年制)卒業後3年6ヶ月以上卒業後5年6ヶ月以上
その他8年以上8年以上

参考:公益社団法人全国解体工事業団体連合会

解体工事施工技士の試験を受けるためには、指定の学科を修得するか、8年以上の実務経験を積む必要があります。

指定学科については、「(公社)全国解体工事業団体連合会で定める「解体工事施工技師試験」の指定学科【1】」」「同【2】」で確認できます。

解体工事施工技士の過去問はどこで見られる?

解体工事施工技師の過去問題は「公益社団法人全国解体工事業団体連合会」のホームページから誰でもダウンロードできます。

過去9年分の試験問題が掲載されています。

参考までに、解体工事施工技士の試験に出てきた過去問題の例を紹介します。

正答は(2)です。

正答は(2)です。

解体工事施工技士の仕事に関するよくある質問

解体工事施工技士の資格や仕事に関する、よくある質問は以下の2つです。

  • 解体工事施工技士の資格はいらない?
  • 解体工事施工技士の仕事に将来性はある?

資格取得前に気になる疑問をクリアにしておけば、勉強にもより一層注力できるはずです。

解体工事施工技士の資格はいらない?

「解体工事施工技士の資格はいらないのか?」という質問に対しては、「資格は必要」が答えです。

なぜなら「解体工事業」の登録を行うためには、解体工事施工技士の有資格者が必要だからです。

「土木工事業」「建築工事業」「とび・土工工事業」の建設業許可を持たない会社が解体工事を行う場合は、必ず解体工事業登録をするよう法律で定められています。

自分の勤めている会社がすでに許可を持っていれば問題ありませんが、今後独立する予定がある方は申請・登録をしなくてはなりません。

解体工事施工技士の資格を持っていれば「専任技術者」にもなれるので、500万円以上の建設工事を請け負うことも可能になります。

解体工事施工技士の仕事に将来性はある?

解体工事施工技士は将来性のある仕事です。

「解体工事施工技士は将来性がある」と断言できる主な理由は、以下の3つです。

  • 空き家が増えている
  • 老朽化したオフィスビルが多数ある
  • 専門性が高い業務内容である

国内には「空き家」や「老朽化したビル」が増えており、これらを取り壊す作業がいずれ必要になります。

老朽化した建物を放置しておくと倒壊の危険があるため、今後、解体工事は増える可能性が高いと言えるのです。

解体はただ「壊せばいい」というわけではなく、安全に工事を進めることが重要であり、そのために専門的な知識が必要です。

現在も解体業の求人案件は多数あり、専門的な知識を持つ解体工事施工技士を求めている企業は多くなっています。

解体工事施工技士の求人なら俺の夢をチェック!

解体工事施工技士は、働く環境や努力次第で年収1,000万円も目指せる仕事です。

資格取得にはある程度の実務経験が必要なので、これから就職を考えている方は実務に携われる職場を検討してみてはいかがでしょうか。

転職を希望している方は、他の資格とのダブルライセンスで強みをアピールするのがおすすめです。

建設業の求人案件を多数紹介している「俺の夢」では、施工管理士や職人さんの転職相談を受け付けています。

「俺の夢」を利用し、転職に成功した人の約9割が「前職より高い年収を得られるようになった」という実績があります。

年収をアップさせたい方や、より条件の良い会社を探したい人は、ぜひ「俺の夢」をご活用ください。

 

 

解体工事施工技士の年収はどれくらい?

解体工事施工技士の平均年収についての公的なデータはありません。当社「株式会社夢真」が運営している施工管理求人「俺の夢」に掲載している解体工事の求人3件の年収例の平均は464万円です。テレビ番組における解体業従事者のインタビューによれば「職長になれば年収1,000万円も狙える」とのことです。

解体工事施工技士の仕事に将来性はある?

解体工事施工技士の仕事には将来性はあります。なぜなら現在、空き家や老朽化したビルが増えているからです。こうした建物を放置していると倒壊の危険があるため、取り壊す作業は必須です。解体工事の需要は今後もなくならないと考えられるため、解体工事施工技士の仕事には将来性があると言えます。


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら