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公開日時 2018.10.09
最終更新日時 2022.04.06

【造園業を極める③】現場監督なら知っておきたい庭師の仕事の範囲について

美しい日本庭園や洋風庭園、公共スペースの緑の配置に至るまで、庭師の活躍はいろいろな場面で見られます。庭師と一緒に仕事をする現場監督であれば、庭師がどのような仕事をしていて、どのようなこだわりを持っているのか知っておかなければいけません。

今回は、庭師の仕事の範囲についてご紹介します。

庭師の仕事内容とは

庭師といっても、国家資格が必要となる職業ではありません。もともと庭師に弟子入りしている方や、学校で知識を身に付けた造園業の社員が庭師と名乗ることもあります。

そのため庭師の仕事は、個人として依頼される場合や会社として造園に携わる場合など様々です。

庭師の主な仕事内容は、建物以外の敷地に植木を配置したり、庭園を造ったりすることです。
また庭園を造るだけではなく、実際に手入れや管理を行うこともあります。個人宅の仕事をする場合には、依頼主の希望や要望に沿って樹木や草花、水の流れ等を考慮した庭造りを行います。

庭のデザインをするだけではなく、家の門や塀などを造る仕事も引き受けることがあります。個人宅の仕事以外でも、公共の公園や駅の広場、ゴルフ場の緑地部分を手入れすることもあります。

庭作りにはいろいろな規制が関わってくるので、知識と感性が必要とされる仕事です。

庭師としての心構え

庭師には特別な国家資格などは必要ありませんが、その仕事内容は非常に複雑で長い経験や豊富な知識が必要となります。ただ作業を完成させるだけではなく、建物や周りの環境との調和、用いられる樹木や草花が育ちやすい環境など、空間全体のバランスが大切なのです。

また個人宅の庭作りの場合には、一方的な庭園デザインの提案ではなく、その家庭や土地の特徴なども踏まえて進める必要があります。そのため庭師として本当に認められるためには、有名な庭師に弟子入りをして3年以上の厳しい修行をする場合もあります。

またデザインをするだけではなく、樹木や石を運んだり、屋外で作業したりすることも多いのでハードな仕事でもあります。現場の経験を多くこなし、様々なケースを取り扱うことで一人前となるのです。

庭師の仕事は、今後も個人宅や公共施設、ゴルフ場など様々なところでニーズがあるでしょう。

現場監督が知るべき庭師のこだわり

現場監督も建物や庭園を含めた全体的な空間を考慮して、計画や指示を出さなければいけません。その点では、庭師は全体像を把握して美しい空間を作り出すことができるので、不明点や悩んでいることなどはプロである庭師に相談するのも大切です。

また庭師に、現場側が求めていることを一方的に伝えるだけではなく、庭師の感性や経験もある程度尊重して作業を進めていくことが必要となるでしょう。

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